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平気で暴力をふるう脳
 
 

平気で暴力をふるう脳 [単行本]

デブラ ニーホフ
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

As scientists at the frontiers of neuroscience are discovering, violent behaviour is not simply a result of poverty or "moral decline", but is also located in the way our brains work. This text therefore examines violence from a biological perspective. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

些細なことでいとも簡単にキレる若者、ストーカー、家庭内暴力。一体何が彼らを暴力に走らせるのか?幼児虐待を受けた子どもは、なぜ自分が親になった時に虐待をくり返してしまうのか?いま、環境と脳の相互作用の研究が進み、ヒトが暴力にいたってしまう驚くべきしくみが見えてきた。脳の暴走を引き起こすきっかけとは何か、脳の暴走をくい止める手だてはあるのか―。神経生物学と心理学の最新の知見を元に、暴力的な人間が作られてしまう脳のしくみを解き明かす、衝撃の書。

登録情報

  • 単行本: 376ページ
  • 出版社: 草思社 (2003/10/17)
  • ISBN-10: 4794212518
  • ISBN-13: 978-4794212511
  • 発売日: 2003/10/17
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By shige_u
形式:単行本
 この本を読めば、最近新聞やテレビのニュースをにぎわす信じられないような暴力事件が、然もありなんと納得できてしまうところが恐ろしい。

 著者のように、この問題の第一線で研究をしている人から見れば、その異常な行動や暴力の振る舞いが、どのような脳の状態(あるいは障害)からきているのかが判るのであろうが、私たちのような一般の人間からは計りようもない。そこが恐ろしいのだ。それ故、一般にこの手の問題を啓蒙したとしても、理解不足や心情の問題から、隔離、差別その他諸々の新たなる難問が発生するのは明白だ。
 もちろん、著者の訴えるような方向は望ましいし、コストの面でも有利であるとこの本で著者は述べている。しかし、私は実際に取り組み始めるとコストの面で計画にさえならないような感じがしている。もちろんそれは、私の考えつく程度の推測ではあるが。星5つ分は十分に考えさせられた。

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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
良書です 2005/2/14
形式:単行本
本書は,一般向けの読み物であるが,暴力や攻撃性についての最新の脳科学の知見から精神科臨床のトピックスまでが,分かりやすく紹介されている良書である。ここでは,さまざまな学術的文献で語られていることが総合されて,しっかりとわかりやすく記述されている。著者が多くの研究領域に精通し,広い視野を持っていることは,敬服に値する。
脳科学の目覚しい進歩には,今更ながら驚かされる。しかしこれは,論争の起こりやすい,いやむしろ,起こって然るべき領域である。災害被災者にPTSDを予防するための投薬を一律にするべきかどうか,精神療法の効率を上げるための薬物療法を行うおこなうべきかどうかといった議論が行われる時代が目前に迫っているのだろうか。読み進むうちに,人間の精神活動の生物学的な解明が進むにつれて,行過ぎた人間の機械論的な理解が一層はびこるのではないかという憂慮が頭をもたげてきた。人間が神経伝達物質や神経回路の動き,そしてそれらを規定している遺伝子に支配されるロボットのような存在という見方が強まるのではないかと感じたのである。これは,人間の行動を人為的に操作,誘導することに通じるものであろう。脳科学の知見の応用には,十分な議論が必要である。
本書の最後の部分では,人間がやはり生物学的観点のみでは割り切れない,極めてデリケートな存在であることが示唆されている。例えば,攻撃的行動を示す遺伝子を持つマウスが攻撃的になるには孤立の状態が必要であること,遺伝的に非攻撃的行動を示すマウスが経験によって攻撃的行動の遺伝子を持つマウスに対抗できるようになることといった事実である。マウスでも生物学的要因と経験要因との関連はまことに複雑であり,人間の場合は,さらに高度に両要因が錯綜しているはずである。人間の他に換えがたい特質は,そこにある。
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