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平気で冤罪をつくる人たち (PHP新書)
 
 

平気で冤罪をつくる人たち (PHP新書) [新書]

井上 薫
5つ星のうち 2.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

菅家利和さんの無実が確実になった足利事件。男性にとって決して他人事ではない痴漢冤罪。
これらの悲劇はなぜ起こるのか。
「起訴された刑事事件の有罪率――九九%」という驚くべき数字は、本当に妥当なものなのだろうか。
実は日本の裁判所には、誤判を必然的に生んでしまうある心理傾向が存在する、と著者は指摘する。
元裁判官だからこそ告発しうる冤罪の根源から、日本の司法の「建前」と「現実」の甚だしい乖離が見えてくる。
冤罪は、誰もが巻き込まれる可能性がある人災なのだ。
また本書は足利事件の判決を改めて検証する。
マスコミは誤判の原因について、DNA鑑定の技術的進歩の結果、昔の鑑定の誤りが判明したと報道している。
ならば、その鑑定に基づく判決を行わざるを得なかった当時の裁判官に非はないと考える方もいよう。
しかし本書は、当時の判決は当時の水準からしても間違いであったことを、論理的に断定する。

内容(「BOOK」データベースより)

菅家利和さんの無実が確実になった足利事件。男性にとって決して他人事ではない痴漢冤罪。これらの悲劇はなぜ起こるのか。「起訴された刑事事件の有罪率―九九%」という驚くべき数字は、本当に妥当なものなのだろうか。実は日本の裁判官には、誤判を必然的に生んでしまうある心理傾向が存在する、と著者は指摘する。元裁判官だからこそ告発しうる冤罪の根源から、日本の司法の「建前」と「現実」の甚だしい乖離が見えてくる。

登録情報

  • 新書: 219ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2010/1/16)
  • ISBN-10: 4569776310
  • ISBN-13: 978-4569776316
  • 発売日: 2010/1/16
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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無辜の不処罰 2010/2/26
形式:新書
冤罪裁判。無罪推定の原則、10人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰する事なかれ。
いろいろな言われ方をしているが刑事裁判における原則として、裁かれる被告人も人なら、裁くのも人間であることから、合理的な疑いを差し挟む余地がないほどに確たる証拠に裏付けされている事件のみ、その被告人が有罪とされるのだ。
だが、現代の裁判では起訴されたら99%が有罪とされるというデータもあるが、裁判官が法律のみに拘束されるという裁判官独立の原則というのも形骸化しているのだ。
著者はもと裁判官を退官した身であるがゆえ、裁判所や裁判官に対して仕返しのように著作を上梓しているように思われているフシがあるが実はそうではない。
それは本書を読めば、いかに現代の裁判官が「法令に基づく裁判の要請」と言うものを軽視(無視)しているのかがわかる。

冤罪は誰にでも降りかかってくる人災である。
現代の司法制度が見直されることがないかぎり・・・
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By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
 ライブドアショックでの不可解な判決や村木さん冤罪事件で、この国の司法制度の在り方に対して世論の不信感は高まっている。本書は元裁判官の著者が、日本の司法制度の問題を指摘する一冊。

 09年に俗にいう再鑑定が行われ冤罪であることがわかった足利事件と、冤罪事件が起こりやすい痴漢事件というふたつの事例をもとに、日本の司法制度が「いかに冤罪を生みやすいか」を解説する。前者においては、DNA判定の精度が今より低かったことが原因かのように当初報道されていたが、著者は問題の本質はそこではないと言い切る。実際に裁判官として司法制度の内部にいた彼からすれば、日本の司法制度が必然的に冤罪を生みやすいシステムだというのだ。

 著者の主張はすでに出来上がっており、必ずしも中立ではない。また、後半にいくにつれ「どうしてこんな世の中になったんだ!?」と社会の退廃の元凶がすべて裁判所にあるかのごとく、ファナティックに危機を煽りまくるところが少しあれである。

 だが、「被告人無罪推定の原則」(どんなに怪しくても、自白しても、物証がないかぎりは無罪)などの司法制度の「建前」と、著者が在任中によく目撃したという懲役○年の年数だけ空白にした有罪判決をもって法廷に入っていく裁判の「現実」(有罪率99%という惰性が生むのだろう)のちがいがよく学べる。司法制度改革への提言も含め、手軽に読める一冊だ。
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形式:新書
足利事件の概略が半分、残り半分を痴漢犯罪などを題材に裁判官と検察官の心理分析を批判的に展開する。他の人もいっている通り前半の足利事件の部分はバランスよく纏まっている。賛否が分かれるのが後半だろう。結論としては裁判官も勉強ができるだけの普通の人間だということだと思う。足利事件をきっかけに国民の監視の目を入れる制度を考えるべきだろう。
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