食器としてだけではなく、生活の中の存在として古い道具がある。そんな提案をしているビジュアルブック。陶器、漆器、ガラス、木など素材も様々。
骨董ショップの紹介、レシピもある。すべて平松氏の目で選ばれた物、日々の生活を共にしている骨董なのが、まるでお宅拝見のようで楽しめる。また、お取り寄せ食品についても紹介されている。
気負わずラフに毎日使えるものを選ぶことは意外に難しい。色々な失敗を繰り返して自分のライフスタイルが作られていくものだろう。
この本で紹介されているものたちも平松氏のそんな歴史を経てきた結果なのだと思う。あくまでも平松氏の骨董との付き合い方のアイデアであるから、それを自分にすっかり当てはめることは出来ないけれども、インスピレーションを得るには十分。
日本はシルクロードの終着点。アジア各国の古い道具たちもしっくり馴染んでしまう風景は、なんともあたたかく、また優しい時間をもたらしてくれる。可愛いマメ皿、懐の深い丸盆など、自分にも使えそうだなあ、と楽しい想像の時間を与えてくれた。