シンプルかつ分かりやすい説明で、勉強のはかどる独習書です。
この本を3回(?)読んだ結果、午前試験の過去問での正解率が
大体6割→大体8割へアップしました。(同じ過去問を解いているわけではありません)
不正解だった問題も、この本の本文中に、太字で解説されていた事が複数回あったので
ここ数年の傾向を反映した本だと言えます。
FEは過去問と似た問題が出る事が多いですから、これは大切な事です。
本書をキッチリ読めば、余程の素人以外は、午前試験は確実に突破できます。
しかし午後対策としては、本書は若干力不足です。
少なくとも、C/Java/COBOL/アセンブラ/表計算は、この本の知識だけでは壊滅的でしょう。
なにしろint main(void)も、public static void main(String [] args)も、
絶対参照・相対参照も出てきません。(尚、COBOLとCASLは、私は勉強した事がありません)
しかし、午前と午後は出題範囲としては重なる部分が大きいですし
午後対策をするにしても、まずは基本から勉強を始めるしかないのは当然ですから
その基本固め=午前対策に本書は有効です。
ちょっと苦笑してしまったのですが、各章の確認問題の説明が手抜きです。
「問題文:Aなものを選べ 正解:B 解説:BはAです。」
というようなシンプルすぎる解説が多数あります。
不正解の選択肢については全くノーコメントな事も多いです。
確かに、そうとしか説明のしようが無い問題もありますし、
本文中の説明を、章末問題の解説で繰り返すのも無駄ですが
不正解の選択肢を見て「あれ?コレって何だっけ?」と思う事もあります。
或いは、いっそのこと中途半端な説明は完全省略して、
その分、オリジナル問題を出すのはどうでしょう?
総合的に見て星4とします。