ソフトウェア開発技術者の基礎知識をまとめるには最適な本だと思います。
同年度の「完全教本」には浮動小数点のことが書かれていなかったりするのですが、本書では書かれています。
浮動小数点は平成20年春午前で出題されました。
オマケのCD-ROMはあくまでもオマケです。
Windows用の午前問題の練習ソフトは4回分の過去問を学習できますが、解説がありません。
それと平成17年春〜平成19年春の過去問のPDFファイルが収録されていますが、解答用紙や解説がないためあまり意味がないと思われます。
問題は解くことも大事ですが、分からなかった問題を学習することの方が大事ですので、オマケのCD-ROMよりも解説付きの過去問題集を購入して学習した方が良いと思われます。
一つ気になったところがあります。
P112に「記憶素子の種類」と題して、CMOS、バイポーラ、BiCMOSが紹介されていますが、
この節は「半導体素子の種類」あるいは「能動素子の種類」とでも題した方がいいのではないでしょうか。
CMOSは記憶素子以外にも使われるのですから。
それとメインフレームですらCMOS化が進んでいる時代に「バイポーラトランジスタがサーバで普及している」との説明も実態に合っていません。
初期のPentiumだけで使われたBiCMOSを理想的なように書くのも違和感がありました。
全体的にお勧めの本ですが、本書だけでは対策は不十分です。
本書を読んでから過去問題を実際に解いて、過去問題の解説を読むことが大事です。