確かに『平成経済20年史』というタイトルにしてはあまりに、個人的主張を強く出しすぎた本である。しかし、私はまさに紺谷典子の著書を読みたかったので読んだ。
かつて朝日ニュースターのニューストーク番組『愛川欽也のパックインジャーナル』にしばしばパネリストとして登場し、舌鋒鋭く小泉・竹中路線を一貫して批判していた。ところが国民新党副代表に突如就任して以来、テレビ出演がめっきり減ってしまった。最も好きな女性パネリストであっただけに非常に残念な思いであった。
そこで、本書の出版を知り、飛びつくように読んだ。まず本の厚さが普通の新書の倍くらい400頁余りもある!中身もこれまでの思いのたけをぶちまけたような、熱い語り口で、厳しく「財政再建」「構造改革」「小泉・竹中」路線を批判しまくっている。
私もこれまで何となく「郵政民営化」賛成だったが、本書を読んで、いかに「郵政民営化」が無意味でリスクの多い改革であったのかが、よくわかった。
全有権者に次の総選挙までに一読をお薦めします。