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平成猿蟹合戦図
 
 

平成猿蟹合戦図 [単行本]

吉田修一
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

歌舞伎町で働くバーテンダーが、ニッポンの未来を変えていく!? 新宿で起きた轢き逃げ事件。平凡な暮らしを踏みにじった者たちへの復讐が、すべての始まりだった。長崎から上京した子連れのホステス、事件現場を目撃するバーテン、冴えないホスト、政治家の秘書を志す女、世界的なチェロ奏者、韓国クラブのママ、無実の罪をかぶる元教員の娘、秋田県大館に一人住む老婆……一人ひとりの力は弱くても心優しき8人の主人公たちが、少しの勇気と信じる力で、この国の将来を決める“戦い”に挑んでゆく! 思いもよらぬ結末と共に爽快な読後感がやってくる、著者の新たな代表作。

内容(「BOOK」データベースより)

新宿で起きた轢き逃げ事件。平凡な暮らしを踏みにじった者たちへの復讐が、すべての始まりだった。長崎から上京した子連れのホステス、事件現場を目撃するバーテン、冴えないホスト、政治家の秘書を志す女、世界的なチェロ奏者、韓国クラブのママ、無実の罪をかぶる元教員の娘、秋田県大館に一人住む老婆…心優しき八人の主人公が、少しの勇気と信じる力で、この国の未来を変える“戦い”に挑んでゆく。希望の見えない現在に一条の光をあてる傑作長編小説。

登録情報

  • 単行本: 504ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2011/9/7)
  • ISBN-10: 4022508922
  • ISBN-13: 978-4022508928
  • 発売日: 2011/9/7
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 65,731位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
善良な人たちが頑張って大きなことをやり遂げようとする作品。五島列島から東京歌舞伎町をはさんで秋田へ、中心的な舞台の移動とともにチェンジされる言語がダイナミックで味わい深く、またそれぞれの言語を用いる登場人物たちがとにかく魅力的。暗くて重いものを抱えながら新しい道を探す者たちがいれば、根っからの呑気さを強みにして世の中に出て行こうとする者たちがいる。極道も政治家もおばあちゃんもそれぞれの個性を発揮。特に物語の根底をいろんな意味で支えているおばあちゃんが最高。彼らが織り成す群像劇が、読み進めれば進めるほどドラマチックに盛り上がっていき、やがて読むものに前へ進む元気を与えてくれる劇的なクライマックスへ。吉田修一さんの書いたもののなかで、ここまでエンターテイメント性の濃厚なものは今までなかったように思う。『悪人』に代表される人間のダークサイドの多様性の探求から、『横道世之介』の叙情あふれる常春な青春ストーリーをへて、さらに別の境地へ。これから次の展開にまた期待してしまいます。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hiroshi VINE™ メンバー
この10年、私のもっとも注目する作家は吉田修一氏であった。彼は読者の前に現代社会を切り取って見せ、考えさせ、感動させてくれたからである。一作ごとにテーマや状況を変え、新しい課題に取り組み、自らに試練を課す姿勢は求道者を思わせた。おかげで「東京湾景」「静かな爆弾」「悪人」を読みながら胸がヒリヒリする感覚を私は初めて味わった。
その吉田修一氏の最新作が「平成猿蟹合戦図」である。期待して臨んだがそれは少なからず裏切られた。長崎の離島から新宿歌舞伎町、大館へと列島を縦断しながら8人の男女が繰り広げる奇想天外な群像物語である。ストーリーは面白く、500頁を息つく間もなく読めた。人物はよく描かれているし、プロットに破綻もない。
しかしである、胸に響かないのだ。主人公たちの行動の「必然性」が弱いのだ。「悪人」において祐一と光代を描いたように「人間」を突きつめて見つめることがないのだ。「これはエンターテインメントだから」と言えばそれまでだが、吉田修一氏への私の期待は大きいのである。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
地方出身者たちが東京そして秋田を舞台に織りなす群像劇。
昔話のさるかに合戦を下敷きに,2組の親を殺された(に等しい)者たちの復讐劇を描く。しかし,この復讐ストーリーは同時進行ではなく,片方の復讐がなされたところから物語は始まり,もう一つの復讐劇は読者にそうとは知らされずに,最初の復讐に関与した人間を含めて全登場人物を巻き込みながら本物語を構成してゆく。

登場人物たちが,いずれも愛すべきキャラクターの持ち主なのが,読み手を引きつける。その上に,作者特有のストーリーテリングの巧みさと相まって,非常に面白く読める。結末は予定調和的であるが,それに至るプロットには起伏もあり,十分に楽しめる作品だ。

他レビュー者が言うように,人間性の深い部分をあぶりだすような視点や仕掛けはなく,純文学的な深みには欠けるが,純粋なエンターテイメント作品としては完ぺきなのではないか。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
人の力を信じよう!!
タイトルの通り、“親の敵を子が討つ”復讐劇がモチーフとなっている。
復讐劇の発端となるエピソードは、吉田修一らしくリアルで酷い。... 続きを読む
投稿日: 1日前 投稿者: ノースリバー
「悪人」の後に。
個人的には凄く好き。... 続きを読む
投稿日: 6日前 投稿者: SUNI
サワばあさんの人生昔話
 題名がどうにも謎だった。

 ヤンキーというか、典型的に軽率な生き方をしている九州離島の二人の男女から物語は始まる。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: くわもちじんぺい
かろうじて…
かろうじて小説となっているが、携帯小説に近い軽さ。筆者は20代前半かと思いきや40代。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: pinkpanda
吉田修一らしくない
吉田修一にハズレなし。
そう思っていたけど、本作はちょっぴり期待はずれ。
ストーリーもキャラクターも悪くはない。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 水の助
長すぎた導入部
有り体に言えば“8人の一般市民が悪に立ち向かう”…という中身。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: cymbaline
後半ががっかり
吉田修一氏は、最高の小説家の一人であると思っていましたが、少々残念な終わり方です。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: hiro
買わない方がいいです
一体いつになったら面白くなるのかと思っているうちに盛り上がりもなく読み終わってしまった。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: Daisuke
えっ大館!
明るい!感動!
何で大館?でも良く取材してるなぁ。なんかあの町にありそうな話。
飽きない展開に一気読みしました。
投稿日: 7か月前 投稿者: 赤虎
明るい、さわやかな物語
最初の書き出しの章、歌舞伎町の路地裏で、田舎から出てきた若い女の子と、その赤ん坊が途方に暮れている・・。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: ロッキー
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