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平安朝の父と子―貴族と庶民の家と養育 (中公新書)
 
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平安朝の父と子―貴族と庶民の家と養育 (中公新書) [新書]

服藤 早苗
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

歴史上、父と子の強い関係が見え始めるのは平安時代初期のことである。『御堂関白記』は、子をたくさん産み育てることを称揚し家の力を拡大させていった藤原道長の姿を、『小右記』は、子どもを寵愛した藤原実資の日常を伝えている。貴族の日記や説話から見えてくる父と子の絆は、現代の子育てを考えるうえでも多くの示唆を与える。「母と子」「女と男」につづき、歴史から現代の家族を考える三部作の完結篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

服藤 早苗
1947年(昭和22年)、愛媛県に生まれる。1971年、横浜国立大学教育学部卒業。その後小学校教師を経て、東京教育大学文学部卒業。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。東京都立大学大学院博士課程単位取得。1991年、文学博士(東京都立大学)。第六回「女性史青山なを賞」(東京女子大学女性学研究所)受賞。現在、埼玉学園大学教授。人間学部長。(日本史・女性史・女性学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 207ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2010/02)
  • ISBN-10: 4121020448
  • ISBN-13: 978-4121020444
  • 発売日: 2010/02
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
本書は、平安時代、女性史を専門とし

現在は埼玉学園大学教授である著者が、

平安時代における父子関係について検討する著作です。

まず1章において、平安時代、父親が子の成長にどのように関わったのか

『古今著問集』や『蜻蛉日記』など当時の資料を参照し紹介します。

続く2章では、平安時代よりも以前では、父の権威は確立していない

―との認識を示し、「家」や「父権」がどのように確立したのかを

「墓参り」や「親不孝(親による子の絶縁)」などの概念を手掛かりに考察。

そして終章では、本書の内容をまとめるとともに、

現代における父権論についても触れ、

父子関係のあるべき姿について論じます。

菅原道真による自身の家系についての分析や

女性にとっての元服である「着裳」をめぐる政治的駆け引き

なども興味深かい記述は多くありました。

なかでも、個人的に印象深かったのは

貴族層の墓参りは、命日とは関係なく

官職の継承に際して行われたものであった―という記述です。

個人的には、天智天皇などは命日が国忌などが定められたことについて、

命日だからお墓参りをしたのだろう―と考えていましたが、

そうではないと知ることができ、とても興味深かったです

あいまいに理解しがちな、歴史の中の家族関係について

実証的かつ平易に論じた本書。

日本史に興味がある方はもちろん

多くの方におススメしたい著作です。
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By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
平安時代の家族における父と子の関係は、通い婚のイメージが強すぎたせいか、希薄なものとこれまで誤解していましたが、意外にも強かったのですね。というか、家、そして父権の成立過程にあったのが平安時代。

妻の出産に付き添うため「産休」をとった貴族がいたなど、興味深いエピソードが一杯で勉強になりました。ある意味、平安時代の男が現代よりも育児・家事に積極的に関わっていたことを知り、わが身をふりかえって反省します。平安時代の父親像に照らして現代の家庭での父子関係のあり方についても再考を促す良書です。
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