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平安朝の母と子―貴族と庶民の家族生活史 (中公新書)
 
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平安朝の母と子―貴族と庶民の家族生活史 (中公新書) [新書]

服藤 早苗
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

今日、子育てノイローゼによる子どもの悲劇、夫婦関係のひずみによる母子癒着、そのための家庭内暴力などの子どもの病理等々、子育てによる様々な問題が生じている。親子関係、子育て、子どもの生活は歴史的に変化をしてくるが、本書では「家」の成立途上にある、また女性の男性への従属・子どもの父権への従属が開始される、社会の一大転換期であった王朝時代の貴族と庶民の家族生活史に、これら今日的問題の具体的あり方を探る。

登録情報

  • 新書: 215ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1991/01)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4121010035
  • ISBN-13: 978-4121010032
  • 発売日: 1991/01
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
平安時代の母子関係ということだが、当時の文学物、他時代との比較をある程度知っていないと、各項目末尾の著者の思想にはまるかもしれない。

即ち「母親だけの子育ての解消」「夫への経済的依頼による妻の従属」男女参画というものでしょうか。

その思想がちらついていなければ、本書は古典文学、平安時代研究者論文のダイジェストとしてはおもしろいかもしれない。

ただし、古典文学から抜粋されているからといって、その時代の世相を完全に表わしているとも言えない。今昔物語集のような説法じみたものだと特にそう感じてしまう。

研究者としての「今後の課題」と思想者としての感想を述べているだけで、思った程の深みはなかった。ダイジェスト、もしくは古典雑学的なら受け入れやすい。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 小象
形式:新書
平安朝の母子関係はおもしろい。女性は結婚しても自分の家にとどまり、生まれた子供も母親のもとで育つ。夫は通ってくるだけ。育児は乳母(めのと)の役目で、わが子を母乳で育てるのは恥ずかしいことだったそう。高貴な家になればなるほどその考えに束縛されていたようだ。母乳を抑制することによってつぎの妊娠時期を早めることができるそうだから、多産を目的にした習慣だったのかもしれない。一方、生まれた子供は7歳が一つのターニングポイントで、それ以前に死ぬと葬送もされず打ち捨てられたという。この本を読んでもっといろいろ知りたくなった。
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