わだつみ像の写真が表にあるが、内容は極めて幅広い。
戦争の根本原因、人権、環境的平和、ジェンダー、芸術と平和、平和博物館、考古学、ガルトゥングの紛争理論、非武装のPKO、メディア、カント、国際法、原爆、国連、軍事経済、軍隊、NGOなど、18章から成り立っている。それぞれ、専門家が担当しているので、飽きずに読むことができる。
基本的な知識もちゃんと説明してあり、ある程度短く、初めて読むものとしても良いと思う。
また、平和学を専攻しようとしている私にとっても、じっくり読めば読むほど、興味深く、いろいろと考えさせられる。参考文献・参考映画・さらなる学びのための推薦図書まで、詳しく提示してあるのがありがたい。
あらゆる方面から、平和について考えているため、国際政治学や歴史学などの学問とはまた違った、「平和学」独自の方向性を示そうとしている本ではないだろうか。