内容紹介
限られた客数を、いくつかの古い飲食店が分けあい、需給が均衡する穏やかな地区に、巨大中華レストランが割り込んできた。亡き妻とすごした日の思いでが染む自らのラーメン店を守らんと迎え撃つ平さん。大と小の攻防戦は、香港資本の名門レストラン、京都の老舗料亭を巻き込み、意外な展開をみせる。小さなラーメン屋の店主と、もうひとつの顔をもつ出来物・平さんの防衛線を、随所に、和と中華の逸品料理を盛りながら、ノベリオの新技法で描く『純文学グルメ活劇』
著者について
1957年、京都市生まれ。1980年大阪外国語大学卒業、合成繊維メーカー入社。一貫して貿易畑を歩み、1994年から2000年まで香港、西安、上海駐在。帰任後も、中国事業に携わり、2009年退職、文芸書の出版社 松宮創工房を設立。