面白かったです。
特に、世界観設定が非常に良く練られており、MAGE=明治のワンアイデアを上手に派生させて、しっかりと体系づけた設定を作っています。
また、それらを回す筆力も充分なものを持っています。
ライトノベルにしては重い、と作者の方自身おっしゃっていますが、それなりに本を読む人間なら気にならないと思います。
ただ、展開は少々単調。ラスボスを示すところが、既存の時代劇に倣った為かやや単純すぎるきらいがあり、そこは許容範囲にしても、全体的な盛り上がりに欠ける。
戦闘描写も、使っている言葉自体は派手なのですが、描写・動きに華がないので面白みが足りない。
おそらくは、「魔法」というものに拘りすぎて、「時代物」であることをちょっと殺してしまったかな、と感じます。
タイトルも、Mage Revolutionのほうが良いと思うんですが、幕末魔法士っていうほうがちょっとなぁ……
うーん、惜しい。いろいろ引いて★三つ。