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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
良作です,
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レビュー対象商品: 幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫) (文庫)
面白かったです。特に、世界観設定が非常に良く練られており、MAGE=明治のワンアイデアを上手に派生させて、しっかりと体系づけた設定を作っています。 また、それらを回す筆力も充分なものを持っています。 ライトノベルにしては重い、と作者の方自身おっしゃっていますが、それなりに本を読む人間なら気にならないと思います。 ただ、展開は少々単調。ラスボスを示すところが、既存の時代劇に倣った為かやや単純すぎるきらいがあり、そこは許容範囲にしても、全体的な盛り上がりに欠ける。 戦闘描写も、使っている言葉自体は派手なのですが、描写・動きに華がないので面白みが足りない。 おそらくは、「魔法」というものに拘りすぎて、「時代物」であることをちょっと殺してしまったかな、と感じます。 タイトルも、Mage Revolutionのほうが良いと思うんですが、幕末魔法士っていうほうがちょっとなぁ…… うーん、惜しい。いろいろ引いて★三つ。
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
変化球のないライトノベルな時代小説,
By 猫兎 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫) (文庫)
第16回電撃大賞大賞作品。幕末にファンタジー要素が…と異種格闘技のような組み合わせですが、そこはうまく調理され時代にあった書かれ方をしています。 若干、時代モノ小説ということで言い回しや表現の仕方が古く、時代モノを読みなれていないと鼻にかかりますが読ませる力はしっかりとあるので次第に慣れていきます。 大掛かりな仕掛けや驚きはないものの万人受けしそうな内容なのが大賞の理由かも? 割と直球勝負な作品なので表紙のイラスト買いしてもきっと後悔しないでしょう。 その反面、これが大賞?と思ってしまう部分もあるかも? きっとそれは、新人らしからぬ書き慣れた感があるせいなのかもしれません。
10 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
直球勝負の歴史ファンタジー!,
レビュー対象商品: 幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫) (文庫)
毎年楽しみにしている電撃小説大賞の、「大賞」受賞作です。受賞時、タイトルの横に添えられている英語タイトル(Mage メイジ=明治)を見て「銀魂」みたいな幕末ギャグ小説を想像していたのですが……。 あらすじの紹介は詳しくはしませんが、「蘭学」と同じように「魔法学」が新時代の活力として世をにぎわしているという、奇抜な幕末日本が舞台のファンタジー小説です。 「魔法学」は西欧列強諸国が独占しているため、鎖国状態にあった日本は決定的に研究が遅れている。「ルーン文字」や「古代語」といったゲームやファンタジーでおなじみの洋学書を翻訳・実践できるニンゲンが「魔法士」として各藩に高禄で召し抱えられ、蘭学者と同じように尊皇攘夷の志士に命を付けねらわれている……という設定。 主人公は大阪は緒方洪庵の適塾に学ぶ希代の「魔法士」です。 あとがきを先に読む人間なのでわかってしまいましたが、司馬遼太郎の『花神』をモチーフとした導入部や設定が随所にみられました(冒頭の茶屋でのいざこざなど)。 『花神』の主人公、長州藩士「大村益次郎」が美少女になってライトノベルの地に帰ってきたよ!!! みたいな展開も楽しめます。 ただラストが……おそらく続編が書かれるのではないかと思いますので、少しブツ切れてしまったように思いました。きちんと最後まで決着をつけるのが賞を受賞する作品の要だと考えていますので、そういう意味で☆四つです。 でも、おもしろかった! もっと設定を複雑にしてもいいと思います。 日本古来の魔法などもっと出してほしいですね。
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