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幕末維新と佐賀藩―日本西洋化の原点 (中公新書)
 
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幕末維新と佐賀藩―日本西洋化の原点 (中公新書) [新書]

毛利 敏彦
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

欧米の先進技術を最も蓄積し、幕府、薩摩を圧倒。激動期の主役だった佐賀藩。明治以降、評価を否定された「肥前」の真の価値を描く。

内容(「BOOK」データベースより)

明治維新の原動力となった「薩長土肥」の雄藩だが、肥前=佐賀藩の影は薄い。しかし西洋の先進技術を最も蓄積した佐賀藩は、英明な藩主・鍋島閑叟のもと鉄製大砲を製造。幕末期、技術力で幕府や他藩を圧倒し、閑叟は新政府のトップに躍り出る。また開明的な藩士が多数輩出し、江藤新平は教育・司法に「西洋丸写し」とまで称される大胆な制度を導入する。佐賀の乱以降、薩長政権下、活躍が軽視された同藩の真の価値を描く。

登録情報

  • 新書: 226ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/07)
  • ISBN-10: 412101958X
  • ISBN-13: 978-4121019585
  • 発売日: 2008/07
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
明治維新の立役者とされる「薩長土肥」(=薩摩(鹿児島)・長州(山口)・土佐(高知)・肥前(佐賀))の中で、
今まで影が薄いと思われてきた佐賀藩をあえて中心に据え、明治維新史をとらえ直す。

前半では賢君と名高い佐賀藩主・鍋島閑叟(かんそう)を、
後半では司法の父と称えられのち佐賀の乱で処刑される元佐賀藩士・江藤新平を主役に、
知られざる歴史の躍動を描くスリリングな一冊。

専門の歴史家にとっても大いに参考になるし、
かつ一般の歴史ファンにも比較的分かりやすく書かれてあるのが好印象。
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形式:新書
スリリングだった。
新しい歴史のたどり方にグイグイ引きこまれた。

佐賀戦争の真実。江藤新平処刑のウラにあるもの・・・
「江藤抹殺」における大久保の心情。

さて、本書は佐賀の話である。
江戸時代、そして幕末、維新期を通じての、佐賀藩のポジションがよくわかった。
異国船警備を背景とした、他藩にはない世界情勢の把握と文化や技術の吸収。
吸収した知力に裏打ちされた時代への的確な対応。
鍋島閑叟公の人柄の影響を受けた藩士たちの理性ある理知的な対応での時局での対応などが伝わってきた。
幕末期、世人は佐賀人の気風を評して「佐賀の議倒れ」と揶揄したとか。
議論ばかりしていて、行動の伴わない人たちという意味らしいが、根気よく議論を交わしながら製造に成功したアームストロング砲が、欧米列強から日本を守り、維新を成し遂げる幕末期での最強の兵器であったことはいうまでもない。
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形式:新書
これまで、維新史の新政府の成り立ちがいま一つよくわからなかったが、それは薩長寄りの史観に侵されていたからで、無能と言われながらも新政府が有能な佐賀藩出身者によって支えられていたのだとわかった。
江藤新平についても、維新史の中でその姿がよく見えなかったが、本書を読んで理解できた。

いまでは片田舎にしか見えない佐賀が、幕末・維新のころになぜ、どのように活躍したのかという、長年の私の中の謎が氷解した。
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