登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読後暖かで嬉しい気分,
By
レビュー対象商品: 幕末新選組<新装版> (文春文庫) (文庫)
これはいい話を読ませてもらった。
新撰組の中でもその創成期から最後の日までずっといて、明治の末近くまで生きのびた永倉新八。 なのに、なぜか幕末モノ、新撰組モノでほとんど取り上げられてこなかった。 先日泉岳寺で、新撰組の碑を見つけ、これを永倉が建てたと知って、余計その人に興味を持ちました。 この作品で、それをかなえてくれた。 とてもとても面白かった。 幕末モノも、西郷、坂本、あるいは勝、将軍慶喜、新撰組でも近藤、土方など「主役をはる」人物モノ は面白いがどうも目線が高いところにある気がする。 その点この永倉新八は、目線がとても庶民と言うか、「普通」の高さにあって抵抗感がない人生、生き 方な気がする。 特にこの激動の時代に、政治的な気負いや功名心がほとんどないのが嬉しい。 どんな社会にも、良きにしろ悪しきにしろ政治があり、政治好きの人があり、それで出世して行く人も いる。 でも、そんなのイヤだなぁ、とこのごろ特に思っている私は、永倉の性根の優しい剣術使いと言うよう な生き方がとてもとても心地よかったのです。 池波正太郎はそんな永倉の激動の青春だけではなく、後日談的な長命の後世もさりげなく紹介してくれ、 読後暖かで嬉しい気分にしてくれる作品に仕立ててくれました。
31 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
永倉新八主役の稀少作!,
By 嵯峨 恭也 "さすらいのヴァイオリン弾き" (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 幕末新選組<新装版> (文春文庫) (文庫)
新選組の永倉新八といえば、精鋭中の精鋭である大幹部ですが、生き残り隊士であるがゆえか、はたまた途中で袂を分ったせいか、主役として扱われることの少ない人。それが本作では誰に食われることもなく、堂々たる主役ぶりで、魅力的な人物として描かれています。 いたずらっ子でちょっぴり甘えんぼのお坊ちゃんとして登場する幼少の新八が、まずぐっと懐に飛び込んでくることうけあい。その他愛ない悪戯や仕草が微笑ましくて、愛情溢れる家庭に育った新八が気力体力を持て余し、やがて剣の道でそれを思う存分発揮するまで、読者の視線も見守るように温かくなってきます。 冒頭に殺伐とした雰囲気はありませんが、新八が多感な青年期に入り色々と思い悩むようになると、様々な人との関わり合いの中で移りゆく時代背景もじわりと見え始めるという、ごくごく自然なかたちで展開していく幕末の世界。 新八があくまで新八の視線で世を見つめていて、世の思想に侵されることなくその時々に自分なりに思い、行動する様子がしっかり描き出されているので、あまりごちゃごちゃとした世相は考えなくても新八の視線を追ってゆけば、すんなり幕末の世界に入りこめてしまうところがいいです。 そして惚れた女を巡る青年らしい感情もリアルなら、友情が芽生える時のからっとした性格も、らしくて素敵。 肉親の死、女の死など、幕末の動乱とは無関係に新八の周辺で起こった出来事にも丁寧な筆を割き、それらを経て明治、大正の世まで生き抜いた江戸っ子永倉新八の、多くを語らぬまでもひそかな意地が感じられる終幕への流れは技あり。 永倉新八の思いに一歩近づいた気にさせてくれる一冊です。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
わんぱく小僧 永倉新八,
By
レビュー対象商品: 幕末新選組 (文春文庫 い 4-13) (文庫)
新選組に関する小説にしては珍しい永倉新八が主人公。新選組二番隊隊長であるにも関わらず、政治臭さがなく自分の剣の道のみを極めようとした純粋な永倉に好感が持てます。まさにわんぱく小僧といった感じ。中でも近藤勇や土方歳三を見る目は一隊士の視点からとても素朴に描かれていて新鮮でした。また、数少ない新選組の生き残りとして明治維新を生き抜いた彼のその後の生涯も魅力的です。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|