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幕末新選組 (文春文庫 い 4-13)
 
 

幕末新選組 (文春文庫 い 4-13) [文庫]

池波 正太郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

剣道の快感に没入した青春の血をそのまま新選組に投じた永倉新八の一生。女には弱いが、剣をとっては近藤勇以上と噂された彼の壮快な人生をさわやかに描いた長篇

登録情報

  • 文庫: 366ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1979/02)
  • ISBN-10: 4167142139
  • ISBN-13: 978-4167142131
  • 発売日: 1979/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 739,574位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aquatio VINE™ メンバー
形式:文庫
これはいい話を読ませてもらった。
新撰組の中でもその創成期から最後の日までずっといて、明治の末近くまで生きのびた永倉新八。
なのに、なぜか幕末モノ、新撰組モノでほとんど取り上げられてこなかった。
先日泉岳寺で、新撰組の碑を見つけ、これを永倉が建てたと知って、余計その人に興味を持ちました。
この作品で、それをかなえてくれた。
とてもとても面白かった。

幕末モノも、西郷、坂本、あるいは勝、将軍慶喜、新撰組でも近藤、土方など「主役をはる」人物モノ
は面白いがどうも目線が高いところにある気がする。
その点この永倉新八は、目線がとても庶民と言うか、「普通」の高さにあって抵抗感がない人生、生き
方な気がする。
特にこの激動の時代に、政治的な気負いや功名心がほとんどないのが嬉しい。
どんな社会にも、良きにしろ悪しきにしろ政治があり、政治好きの人があり、それで出世して行く人も
いる。
でも、そんなのイヤだなぁ、とこのごろ特に思っている私は、永倉の性根の優しい剣術使いと言うよう
な生き方がとてもとても心地よかったのです。

池波正太郎はそんな永倉の激動の青春だけではなく、後日談的な長命の後世もさりげなく紹介してくれ、
読後暖かで嬉しい気分にしてくれる作品に仕立ててくれました。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
新選組の永倉新八といえば、精鋭中の精鋭である大幹部ですが、生き残り隊士であるがゆえか、はたまた途中で袂を分ったせいか、主役として扱われることの少ない人。
それが本作では誰に食われることもなく、堂々たる主役ぶりで、魅力的な人物として描かれています。

いたずらっ子でちょっぴり甘えんぼのお坊ちゃんとして登場する幼少の新八が、まずぐっと懐に飛び込んでくることうけあい。その他愛ない悪戯や仕草が微笑ましくて、愛情溢れる家庭に育った新八が気力体力を持て余し、やがて剣の道でそれを思う存分発揮するまで、読者の視線も見守るように温かくなってきます。

冒頭に殺伐とした雰囲気はありませんが、新八が多感な青年期に入り色々と思い悩むようになると、様々な人との関わり合いの中で移りゆく時代背景もじわりと見え始めるという、ごくごく自然なかたちで展開していく幕末の世界。

新八があくまで新八の視線で世を見つめていて、世の思想に侵されることなくその時々に自分なりに思い、行動する様子がしっかり描き出されているので、あまりごちゃごちゃとした世相は考えなくても新八の視線を追ってゆけば、すんなり幕末の世界に入りこめてしまうところがいいです。

そして惚れた女を巡る青年らしい感情もリアルなら、友情が芽生える時のからっとした性格も、らしくて素敵。
様々な思いの末にいつの間にか育まれていた藤堂平助との友情は、のちの因縁との絡みから重点的に語られており、印象的でした。
これが悲劇なのにやたら切なく痛々しく感じないところが、却っていいんですよね。新八の生き方そのものという感じで。

肉親の死、女の死など、幕末の動乱とは無関係に新八の周辺で起こった出来事にも丁寧な筆を割き、それらを経て明治、大正の世まで生き抜いた江戸っ子永倉新八の、多くを語らぬまでもひそかな意地が感じられる終幕への流れは技あり。

永倉新八の思いに一歩近づいた気にさせてくれる一冊です。

このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ritty
形式:文庫
新選組に関する小説にしては珍しい永倉新八が主人公。新選組二番隊隊長であるにも関わらず、政治臭さがなく自分の剣の道のみを極めようとした純粋な永倉に好感が持てます。まさにわんぱく小僧といった感じ。中でも近藤勇や土方歳三を見る目は一隊士の視点からとても素朴に描かれていて新鮮でした。また、数少ない新選組の生き残りとして明治維新を生き抜いた彼のその後の生涯も魅力的です。
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最近のカスタマーレビュー
さらっと流せて良かったです(娯楽作品としてもいけます)
新選組物としては司馬さんの本しか読んだ事がありませんでした。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 天奈
これぞ痛快歴史小説
... 続きを読む
投稿日: 2009/4/30 投稿者: 存尾
人生の教科書として読んでみてもいい作品
 池波正太郎「近藤勇白書」を読み終わり続けて読みましたが、「近藤勇白書」よりも、本作品の方が面白いです。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/20 投稿者: 久保田真史
教科書よりも判りやすい幕末読本。
... 続きを読む
投稿日: 2008/2/28 投稿者: Corybant
新撰組 永倉新八
... 続きを読む
投稿日: 2005/7/24
人生悔いなし!
揺れ動く日本。おのれの進むべき道を新選組に見い出し、その一員となる永倉新八。抜群の剣の腕前を持ち、時代の中を駆け抜ける。... 続きを読む
投稿日: 2005/5/13 投稿者: ゆこりん
永倉新八 
とても読みやすかったです。... 続きを読む
投稿日: 2005/2/6 投稿者: a太郎
幕末の体育会系快男子
 池波作品に登場する主人公は、どれも魅力的で、その作品群は麻薬的な面白さを持つ、鬼平しかり、梅安しかり、はたまた秋山親子しかり。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/18 投稿者: eiger99
たしかこいつはB
この作品は数年前に読んだにも関わらず、
自分には珍しく内容を1部だけうっすらと覚えてる作品。
でも淡々としてたような気がするなぁ。... 続きを読む
投稿日: 2003/11/2 投稿者: カモ
わんぱく小僧 永倉新八
新選組に関する小説にしては珍しい永倉新八が主人公。新選組二番隊隊長であるにも関わらず、政治臭さがなく自分の剣の道のみを極めようとした純粋な永倉に好感が持てます。ま... 続きを読む
投稿日: 2002/7/28 投稿者: ritty
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