今風に言えば、名作『じゃりン子チエ』のスピン・オフ。
だけどやっぱり個人的には『チエちゃんのこぼれ話』と言いたい。
『じゃりン子チエ』のストーリーの特徴。
それは独特の『ぬる〜〜いキレ』。
主人公が快刀乱麻、バッサバッサと敵を倒す・・・みたいな展開には絶対ならない。
読者が『行け!テツ!!』と思うと、なぜかテツはずっこけるし、
『あんなヤツ、やっつけろ、チエちゃん!』と思うと、なぜかヘンな邪魔が入る。
この作者、カタルシスを拒否しているんじゃないかって思ったりする。
今回もジュニアだって小鉄だって、なぜか大事な所でずっこける。
なんだかんだ、ラッキーとか偶然が手伝って、めでたしめでたしになる。
なんかそう言う、微妙に読者を裏切る感じ。
きっと作者はヒーロー的な正義を、ハナっから信じてないのかも。
そんなへそ曲がりな所が、やっぱり魅力なのかな。