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ハナレグミのサード・アルバムは、ハナレグミ(=永積タカシ)の自宅で(!)レコーディングされた、めちゃめちゃプライベートな雰囲気の作品となった。音の鳴り方そのものがホカホカと暖かく、聴いているだけでほんわかとした気分に。セッション・メンバーは鈴木惣一朗(ドラム)、高田漣(スティール・ギター)、原田郁子(クラムボン/コーラス)をはじめとする、おなじみのメンバー。ラフ&アコースティックな雰囲気のなかに、キラッと光るテクニックがあちらこちらで炸裂する演奏は、まさに唯一無二のものだ。オリジナル7曲のほか、SUPER BETTER DOG、くるり、ROCKING TIMEなどのカバーも収録。どの曲も、(タイトル通り)いっしょに口ずさんだりすると楽しい。(森 朋之)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
元SUPER BUTTER DOGの永積タカシによるソロ・プロジェクトの3rdアルバム。ゲストにクラムボンの原田郁子や元ロッキングタイムの今野英明が参加。書き下ろしとカヴァー曲をバランス良く織りまぜるなど、充実した内容。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ハナレグミ(=永積タカシ)の1年ぶりのニュー・アルバム。自宅で録音されたという本作は、彼の歌とアコースティック・ギターという基本スタイルに、本人によるベースやグロッケン、ジュース・ハープなどさまざまな楽器の演奏、そして、くるりの「男の子と女の子」やロッキング・タイムの「ありふれた言葉」、彼の前身バンドであるSUPER BUTTER DOGの「ティップ ティップ」や「ボク・モード キミ・モード」などの楽曲のカヴァーが加えられた。1作目『音タイム』で基本のフォーマットを作り、それを足がかりに行動範囲の広がりに挑戦したのが前作『日々のあわ』だとすれば、今作は、それらをお土産として持ち帰った後の、音楽的によりいっそう豊かになった彼自身=“家”を象徴するような一枚である。
得意の言葉遊びから派生した「督促嬢」、“僕は君じゃないから 君を好きになれる”とアイロニーを混じえた愛情を歌う「僕は君じゃないから」などをはじめ、彼が見ているのは決して特別ではない、誰もが通る日常の風景だ。が、その歌声とギターのなかには、ソウルやブルースをベースにしたリズム&グルーヴ、決してシリアスにならないユーモアや軽い切なさが溶け込んでいて、そのフィルターを通すと、風景は必ず“ハナレグミ的サウンド”になっていく。まるで、一枚のクレジットのない写真を見ただけで、誰が撮ったかをわからせてしまったり、ありふれた材料で料理を作っても、その微妙な癖で、誰が作ったかがわかってしまうように。たとえASA-CHANG&巡礼など灰汁の強烈なバンドの作品に参加して歌っても、本作でバンド時代の曲や人の曲に積極的にトライしても、それは決して変化することはない。
“シンプル”、“アコースティック”という言葉ではもはや表現できない、一生モノとなるであろう彼独自の“ニュアンス”が完成された一枚。 (齋藤奈緒子) --- 2005年02月号
得意の言葉遊びから派生した「督促嬢」、“僕は君じゃないから 君を好きになれる”とアイロニーを混じえた愛情を歌う「僕は君じゃないから」などをはじめ、彼が見ているのは決して特別ではない、誰もが通る日常の風景だ。が、その歌声とギターのなかには、ソウルやブルースをベースにしたリズム&グルーヴ、決してシリアスにならないユーモアや軽い切なさが溶け込んでいて、そのフィルターを通すと、風景は必ず“ハナレグミ的サウンド”になっていく。まるで、一枚のクレジットのない写真を見ただけで、誰が撮ったかをわからせてしまったり、ありふれた材料で料理を作っても、その微妙な癖で、誰が作ったかがわかってしまうように。たとえASA-CHANG&巡礼など灰汁の強烈なバンドの作品に参加して歌っても、本作でバンド時代の曲や人の曲に積極的にトライしても、それは決して変化することはない。
“シンプル”、“アコースティック”という言葉ではもはや表現できない、一生モノとなるであろう彼独自の“ニュアンス”が完成された一枚。 (齋藤奈緒子) --- 2005年02月号