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帝国主義 (ヨーロッパ史入門)
 
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帝国主義 (ヨーロッパ史入門) [単行本]

アンドリュー ポーター , Andrew N. Porter , 福井 憲彦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ヨーロッパ勢力による「世界分割」は、なぜ起こったのか―帝国主義は、外交・政治・経済はもちろん、思想・文化・心性、さらには植民地における現地情勢などの多面的な検証を要する、近代史最大の課題である。ヨーロッパの帝国主義が最も激しく展開した一八六〇年代から第一次大戦前までを中心に、問題のありかを整理。レーニン、ホブスンの古典的理論から、社会帝国主義論、「現地の危機」論、世界システム論、ジェントルマン資本主義論まで、膨大なアプローチを分析し、総合的かつ批判的な帝国主義理解を提唱する。

内容(「MARC」データベースより)

政治・経済から思想・文化、植民地情勢まで、帝国主義を理解するには総合的な視座が必要である。ホブスン、レーニンからジェントルマン資本主義論まで、多様なアプローチを整理。近代史最大の課題に迫る。

登録情報

  • 単行本: 189ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/3/28)
  • ISBN-10: 4000271008
  • ISBN-13: 978-4000271004
  • 発売日: 2006/3/28
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 仮面ライター VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
  
 帝国主義というと、私にはホブスン(J.A.Hobson)=レーニン(V.I.Lenin)流の「資本主義の最高段階=死滅しつつある資本主義」という解釈、定義が思い浮かんでしまうのだが、本書の著者であるアンドリュー・ポーター(Andrew N.Porter)教授は、巻末の「参考文献」からも判るように300冊以上の書物を読み解き、少ないスペースの中、<ヨーロッパの帝国主義>に関する様々な論点を析出し、簡潔に整理して提示してくれている。

 具体的には、関連する要素が複雑に絡み合う帝国主義(歴史的存在としての帝国)を検証するにあたって、前述の古典的な又は政治的あるいは社会的・経済的な接近、そして従属論=世界システム論からのアプローチ等を解説し、それらに対して批判的な検討を加えている。また、帝国主義に係る研究との関わりで、同教授は、ヨーロッパのみならず「非ヨーロッパ社会の歴史」を持続的に解明することも、E.サイードの議論などを引き合いに出しながら今日的な課題として提起している。

 当書は、岩波書店の「ヨーロッパ史入門」シリーズ全10巻中の1冊で、原題は“EUROPEAN IMPERIALISM,1860-1914”である。ここで特徴的なのは、帝国主義の原綴りが「複数形」ではなく「単数形」となっていることだ。この意味について、訳者である福井憲彦・学習院大学教授は「19世紀後半から20世紀初頭の時期を、一つの括りとして世界史的に押さえてみようというのが、おそらくは著者の狙い」(訳者解説)と推断しており、このことも同書の大きな特色として挙げられよう。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は帝国主義の対象国をヨーロッパにし、時代を1860年代から1914年と設定しています。

まずヨーロッパの外への膨張は帝国主義と重なる面はあるものの

それぞれ別物であることから切り込みを入れ、

帝国主義国が植民地経営に消極的であった事例を指摘しております。

これまで帝国主義研究でとられてきたのは

支配側=ヨーロッパを中心とする記述でしたが、

筆者は被支配側の帝国主義の被害とその受容のあり方など

被支配者側のからの帝国主義研究を提案、推奨しています。
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7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
カナブンとスズメさんの秀逸な批評とは別の切り口で紹介したい。

この本が明らかにすることは、帝国主義という運動が、それぞれ個別の国内事情と結びつきつつも、基本的に自分らのやり方をベストだと、国家の階級を横断して思い込み、そしてそれを防衛するパトスによって力づけられてきたということである。勿論、植民地側から見れば余計なお世話なのであるが、帝国主義を推進した側は、自らが正義であり、押し付けることは良いことだ、と思い込んでいたことを踏まえるのは大事かと思う。

レーニン帝国主義論に代表される、経済的運動を主としたものとは違う、ヘゲモニーに関する運動としての帝国主義が分かりやすく描かれていて、お買い得かと思う。
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