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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ライトの複雑な実像への入門書,
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レビュー対象商品: 帝国ホテル・ライト館の謎 ―天才建築家と日本人たち (集英社新書) (新書)
女性関係のスキャンダルに追われる中、名誉を回復して一気にキャリアを押し上げたいライトと、帝国ホテルを世界的なホテルにするべく、門外漢から支配人に任命された林愛作の運命が交錯して、ライト館は生まれる。開業日に関東大震災に見舞われるというライト館の数奇な運命を、ライトと林愛作の人生からを追っていく構成だが、ライトの出自や「タリアセン」、不倫のスキャンダルなどを紹介することで、ライトにとって帝国ホテルが極めて重要な意味を持った仕事であったことが浮き上がってくる。 ライト館の欠点や耐震神話の内側についてはしっかり叙述されているが、本書はライトの建築手法、建築哲学そのものには踏み込んではいないので、ライト館の建築についての解説を意図してはいない。 あくまで帝国ホテル、林愛作との交流を軸としたライトの評伝と考えるべきで、その点については短い分量に上手くまとめており、ライトや日本近代建築の入門として理解しやすいと思う。 ライトが、自伝その他の多くの面で(特に日本との関係において)、事実を歪曲・隠蔽していることは、もはやライトが巨匠として神聖な存在になった今だから興味深い。ライトの終生抱えていたコンプレックスが、自伝と事実との隙間に見えてくるようである。 また、戦前の建築学会における辰野金吾の権勢は、本書を読んで初めて理解できた。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ライトの疑惑…,
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レビュー対象商品: 帝国ホテル・ライト館の謎 ―天才建築家と日本人たち (集英社新書) (新書)
全く、他と違う視点から描いた快作。とても読みやすい。 ライト自身の話しは、多くの書物で読んでいたが、 ライトと日本人の関係やライトの心、または、知る人ぞ知る 疑惑がはっきり描かれていて、驚いた。 ライトを結構、盲信していた私には、目から鱗でした。 ライトの正しい評価をする意味にも、読む価値アリです。
5つ星のうち 4.0
フランク・ロイド・ライトへの関心。,
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Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 帝国ホテル・ライト館の謎 ―天才建築家と日本人たち (集英社新書) (新書)
フランク・ロイド・ライトへの関心は娘 Megumiがアメリカのスタンフォード大学のローラ先生から依頼された事に始まる。勿論、著名な建築家でアメリカでの評価が高いことは知っていた。依頼された内容や結末は、僕のブログ”Massy's Academy"の写真欄に載せている。 ライトの建てたプレーリーハウスがスタンフォード大学の中で”Hanna House”と言うことで歴史的なものとして保存されている。 これに関する色んなことを「帝国ホテル」の広報課に聞いたりしたが、熟知している人は居なかった。今年に成ってアマゾンを見て居て、ライトの関する 本が色々出ているのでその中でこの本を選んで購読した。僕が調べた以前の事が詳細に書かれて居り、僕は非常に面白かった。関東大震災の時の事、ライトが 設計を引き受けることになった経緯「帝国ホテル」広報課の中にこういう歴史を知っている人を配置しておくべきだろう。著者も随分時間をかけて調べたと思う。 ノンヒクションの書物はもっと高い評価をされても良いだろう。集英社にメールを入れても返事も来ない。
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