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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ただただばらついたエッセイ,
By
レビュー対象商品: 帝国のシルクロード 新しい世界史のために (朝日新書) (新書)
シルクロードを軸に、著者の経験等を加味しながら書かれています。タイトルから想像するほど、堅苦しくもなくむしろトラベル・エッセイ的な趣きもあります。 あまりにもあっさりしすぎてて、肩透かしでした。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
イスラムの歴史の様々な話題のエッセイ集,
By ぶるう (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 帝国のシルクロード 新しい世界史のために (朝日新書) (新書)
どうしても日本人になじみの薄いイスラム圏の歴史を様々な視点からエッセイ調に取り上げている。 オスマン帝国の料理、イスタンブール、 松本清張の「火の路」に見るゾロアスター教の仮説など興味深い。 ただ中には三国志や篤姫(大河人気にあやかろうとした?)など どう考えてもシルクロードとは関係ないエッセイも含まれているがご愛嬌か。 この本の興味ある話題をきっかけにして、自分でさらに専門書を読んでいくような 入り口にはふさわしい書だと思う。
14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
該博な知識と教養に裏付けられた極上の歴史エッセイ,
By 野火止林太郎 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 帝国のシルクロード 新しい世界史のために (朝日新書) (新書)
本書は新聞雑誌等のために書かれたエッセイの集成というものだが、専門のイスラムはもちろん、該博な人文諸科学に裏打ちされた驚くべき知識量に圧倒される1冊だ。羨望? う〜んここまでさり気なく、しかもあらゆる領野に亘る知識の詰まった雑文集…。ただただ拝読するのみ。しかも面白く読めるのだからたまらない。イスラム学では井筒俊彦など、トンデモナイ博学がいるようだが、それを受け継ぐのがこの人ということだろう。『ラディカル・ヒストリー』(中公新書)など、知見が古くなったことをもって読む必要がないといっている学者もいるようだが、評者のような素人にとっては学ぶところは汲み尽せないくらいだ。だいたい新書などというのは、啓蒙書であろうから。 その点本書は、さらに一層の入門編である。しかも、読者次第でドンドン深く広く進んでいける。これこそ啓蒙書である。そういう本はこのところあんまりないのだなあ。 冒頭の司馬遼太郎の短編とカフカの断章を並べるところからして、唸らされる。未だにキャッチアップ応援歌としてのみ言及される司馬遼の読者は、カフカなど読みやしないという気がするが、これこそ司馬の新たな読みを促し、カフカという元祖マージナル作家への眼を開かせる。そのさり気ない配慮がこの著者の真骨頂でもある。
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