現在売り出し中らしい宇野さんと濱野さんの対談集。
新進気鋭のフレッシュな議論に期待して購入したが、既視感がいかにも強い。
若き俊英(勿論編集側の作ったコピーだろうが)が現在進行形の話題をふんだんに扱って、どうしてこうなるのか。
悪くいうと、新しいネタをどんどん「消費」するようにさばいているという印象で、
議論のフレームが前の世代の人たちが用意したものから大して変わっていない感じがする。
とくに東さんの影響というか姿が透けてみえる。言ってること同じじゃないの? と思う箇所が多かった。
あと、クールジャパンが鎌倉室町の文化と同根の「日本的な想像力」の表現だなんて、本当に言っていいの?
こういう議論は大塚さんに批判されつくされて結論が出ていると思う。
ちょっとネットやテクノロジー、ポップカルチャーに対して前のめりに楽観的すぎるのではないか。
それが残された最後の「希望」なのか・・・ 本当にそう考えているのだとすると、ちょっとやるせない。
批判的に書いてきたが、この世代の貴重な論客。今後の活動をチェックしていきたい。