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希望学2 希望の再生
 
 

希望学2 希望の再生 [単行本]

東大社研 , 玄田 有史 , 中村 尚史
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

村上龍氏推薦! 社会科学の新たな挑戦

「かつて希望は、焼け跡にまかれた種子のようなものだった。多くの人がその果実を味わうことができた。今は違う。希望の芽を育むためには、個人と社会、それぞれの戦略が必要だ。この本はそのための果敢な挑戦の書である。」(村上龍氏、シリーズ希望学「推薦のことば」)

【シリーズの特徴】
●東京大学社会科学研究所による、4年間にわたる全所的プロジェクトの成果を集成。
●岩手県釜石地方における、同窓会調査などの画期的な地域調査による興味深い考察。
●アカデミズムの世界の第一人者が、その知見をいかんなく発揮して「希望」を語る。

【第2巻内容紹介】
釜石市は、高齢化、人口減、産業構造の転換など、日本社会に迫り来る近未来を既に体現しつつある町である。現代において希望の問題を考えるにあたって、「地域」は欠かすことができない視座である。釜石市との出会いは、まさにこのような問題意識を現実のものとするために絶好の機会を与えてくれた。本巻では、希望学釜石調査のうち、特にその歴史と第一次・第二次・第三次産業を含む、多様な産業をめぐる諸考察を収録する。

内容(「BOOK」データベースより)

かって希望は、焼け跡にまかれた種子のようなものだった。多くの人がその果実を味わうことができた。今は違う。希望の芽を育むためには、個人と社会、それぞれの戦略が必要だ。この本はそのための果敢な挑戦の書である。

登録情報

  • 単行本: 344ページ
  • 出版社: 東京大学出版会 (2009/5/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4130341928
  • ISBN-13: 978-4130341929
  • 発売日: 2009/5/15
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
★満員の通勤途上で一気に読んだ。胸の高鳴りをときおり覚えた。「釜石物語」のなかに、自分もいるような感覚に襲われたせいかもしれない。★第一巻は、「希望とは何か」であった。第二巻は一転、時代に、天変に、産業にほんろうされる「町の希望」「組織の希望」「人の希望」を、地べたをはうようにして追いかける。★切り込む視点は鋭く、かつさまざまだ。製鉄所、市政、地域経済、福祉、観光等いろいろな角度から、いろいろな先生が達意の文章で「希望」の諸相を語る。★話は、遠く近代の夜明け前までさかのぼる。対象は、明治の津波、艦砲射撃、200カイリ問題、グリーンツーリズムにまで手広くおよぶ。★時代にほんろうされ、砲声なき海の向こうとの競争に身もだえしながら、釜石の人たちは「どこに」希望を見いだし、「どこで」希望を見限ったのか。その苦渋の選択が教えるところは大きい。歴史を学ぶとは、きっとそういうことに違いない。★第一巻で汗をかき、ネジを巻かれた。その分それがここで大きくいきる。その意味では第一巻は、やはり、ゆっくりじっくり読むのでいいかもしれない。だからそれだけ第二巻は、その二倍の速さで、その二倍の楽しみをもって一気に読める。★なお一点特筆すれば、第三章「釜石市長としての鈴木東民」はとにかくいい。この一章をもってしても、『希望学』はただならぬ力を持っていることが容易にわかる(つい、岩波新書『反骨のジャーナリスト』も読んでしまった)。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
釜石での丁寧な聞き取り調査から「希望」には何が必要かを考えることができる「2」です。なぜ釜石での調査が希望学に必要だったのか、とても納得できました。戦後の経済成長を突き進んできて、起承転結がすべて終わってしまったような今の日本。これからどうやって希望を持っていくのか、そのヒントが釜石の物語に隠れています。長い時間をかけて、各研究者の先生方が、正面から向き合いまとめられた内容で、読み応えがあります。
そこから後は、読み手がそれぞれに受けとめ、真剣に考え、語り合わねばならない部分です。社会の中で生きていく一人の人間として、希望を持つために何が必要か?この「2」に書かれた事実の中から、発見することができます。「希望」を自分のために、家族のために、社会のために、考えている方にはぜひ、お勧めしたいです!
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
第二巻も示唆に富む。フィールドワークの対象がなぜ釜石か、読んでみてあらためてわかった。三陸の狭い地域にありながら時代の大きな変化の中で人々の希望と挫折を繰り返してきた姿は、決して特殊な事例でなく、形を違えても世界のあらゆる時代、場所で起きている事象だ。だからこそ釜石に様々な希望の実相があるように、我々の身近な場所でも様々な希望の実相がありえることを期待できる。そのキーコンセプトは、「開かれたローカル・アイデンティティー」である。これを自ら自覚し内外の他者と共有すること、また社会基盤として形成していくことが、地域の「希望の再生」の条件だと理解した。ところで、「開かれたアイデンティティ」は様々な帰属性を持つ個々人の希望を考える上でも重要だ。企業人も自営業者も公務員もそれぞれが個人として多様な形で「開かれたアイデンティティー」を持つことで「希望の再生」が可能となる。地域の希望は、個々人の希望と、その再生のあり方において、全く同じ特質を持つ。紹介された釜石の多くの事例はそのことを語っていると思った。第三巻も期待したい。
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