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希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学
 
 

希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学 [単行本]

池田 信夫
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

本書は、気鋭の論客が語る日本経済「再起動」のための処方箋です。著者独自の鋭い語り口で、日本経済の現状を分析して、どうしたら展望が開けるかを解説します。小泉改革は本当に悪かったのか? 派遣労働は禁止すべきなのか? といった話題なども取り上げつつ「常識のウソ」を正します。「失われた20年」はなぜ生じたのか? この閉塞感は、いったいどこからきているのか? がわかる一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

日本経済の「失われた20年」はなぜ生じたのか?この閉塞感は、いったいどこからきているのか?気鋭の経済学者、ブロガーの著者による日本経済「再起動」のための処方箋。

登録情報

  • 単行本: 243ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2009/10/9)
  • ISBN-10: 4478011923
  • ISBN-13: 978-4478011928
  • 発売日: 2009/10/9
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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401 人中、366人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 不愉快な良書, 2009/10/21
By 
Cropley (TOKYO) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学 (単行本)
結論としては読んでおく本だと思う。
世にあまたあるやっつけ経済本とは本質的に違うと強く感じた。

一冊を通じてポピュリズムが皆無である。“人を大事にしよう”とも“良い世の中にしよう”とも言わない。徹頭徹尾“日本の効率を改善するには何が問題で、何をすべきか”を論じている。池田信夫は世間に良い人だと思われなくても構わないらしい。だから一切ためらいながない。

しかしながら「俺の言うことが分からないヤツは馬鹿」と言わんばかりの文章には何度もイラッとさせられる。まあ確かにボクとはデキが違うのは事実なのだが、人は馬鹿扱いされると、しかもそれが事実であるほどムッとするのだ。

このレビューを読んでいる人はおそらく池田信夫のブログも愛読しているだろうが、実はあのブログでは情報が断片で与えられるがゆえに、余計にそういうイライラは強かった。むしろこの本で、弱者を放置していいと考えているわけではないことが分かって少し安心した。問題にしていたのは“やり方”だったらしい。

さて、不愉快な本である。がしかしボクは多分池田信夫の次回作を買うだろう。気分は悪いが頭の良い人間が時間をかけて集めた情報を整理して開陳してくれるのだから意味は大いにある。感情を理性で乗り越えて読むだけの価値がある本なんてそうあるものではない。

ボクは著者に以前からひとつ問いたかったことがある。とある高校の野球部で「どんなことをしてでも甲子園で優勝しよう」とチーム全員で誓ったとする。優勝のために結局全メンバーを入れ替えて目的を果たした場合、これを成功というのだろうか? 何というか彼の話はとれも理路整然としているのだけれど、そういう閾値みたいなものが欠落しているような気がする。マクロの話は人が生きる話とは永遠に整合しないのだろうか?
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120 人中、95人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本が「ダメになった」理由が明確に。数回読みこめる内容。, 2009/10/15
レビュー対象商品: 希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学 (単行本)
200ページ程度の厚さながら無駄なページがほとんどない。非常に読み応えがある。日本がダメになった理由として主に以下のような側面から語られている。
'1「雇用制度・慣習(正社員への過剰な保護)」
'2「金融制度(潰れるべき金融機関が公的な支援で生き残って、お金が回るべきビジネスにたどりつかない)」
'3「ものづくり優位性の衰退(モジュール化と国際分業時代で”すりあわせ”が無力化」
'4「日本の産業構造の老朽化→労働生産性の低下(ITゼネコン、建設業などが公的支援でゾンビ化)」

きっちりとした数字と事実をもとに語られていて納得度が高く概ね賛同できる。

ただ、個人的には「雇用」に関しては「社員同士の濃密なコミュニケーション」は「モジュール化、国際分業」が進め世の中でもはや大勢とはなりえないというスタンスはまだ自分の中で消化しきれない。「深いコミュニケーション」から「全く新しいアイデア」や「繊細なすり合わせ」によるイノベーションが生まれるというのも事実であると思う。「過剰な正社員保護」の弊害は私も同意するところなので、それに頼らずにして、いかに「濃密なコミュニケーションのある職場をつくり、イノベーションを生み出すか」、これからの日本の人事に課せられた最大の課題であると思う。

上記のような「ダメになった理由」とともに「では、どうするべきか」も分かりやすく提示されており、とにかく大変読みごたえのある本。何度も読み返したい。
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 絶望から、はじめよう。, 2010/1/19
By 
カンパニーT (東京) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学 (単行本)
著者は、ブログをほぼ毎日更新していて
その内容はけっこう辛口。
かつ経済学的知見がないと理解が難しい話も少なくない。

一方、ブログと比べて
この本はマイルドでとっつきやすい。
経済学の知識、最近の雇用情勢、
最新のデータなどを用いながら
“いまの日本の延長線上に、明るい未来はない”
ということを腹の底から分からせる内容になっている。
20、30代は必読の書。
日々のしんどさの正体がハッキリするだろう。

明るい話などほとんどなかったが、
読了後決して暗い気持ちにはならなかった。
このまま、うまく行けば良いのにーーー
そんな希望を捨て去った後には、
“変わるしかない”という希望が
自分の中に僅かながら生まれたからだと思う。

ただ経済が上手く回れば、社会が上手く回るとは限らない。
失業率が上がると、自殺者が増えてしまう日本。
(800兆円の財政赤字より、3万人の自殺者のほうが問題だ)

高い失業率を問題にするだけでなく、
“たかが失業”したところで自殺に追い込まれないような、
社会を実現する為の経済政策ってないんですかね、池田先生。
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