世の中には著作権法がある。これは大いに尊重すべき法律だが、この法律を上手く使って、激安DVDもたくさん発売されている。本作も中には380円などという、DVD情報誌一冊よりも安い商品もある。ジャズシンガーもワーナーは全く権利を持っておらず、日本で発売されているIVC版には現在プレミアがついている始末。会社が一度壊れかけたRKOやMGM、ユナイトなどにこの傾向が強い。市民ケーンはRKOのマスターピースのみならず、世界映画史の最高峰である。並ぶものはない。そんな傑作をRKOは上映権くらいしか持つことが出来ない。おまけに現在のRKOはソフト販売機能がないため、販売先はさらに複雑になっている。大元はミューチュアル映画を発端とする会社であるから、キーストンコメディもチャップリンも早川雪洲作品もみなここの権利だった。もっともこのころの映画に版権なる概念もなかったのであるが。こんな惨状を憂いだテッド・ターナーが重要作を買い集めたため、自動的にソフト販売はワーナーになった。本作も風と共に去りぬも、オズの魔法使いもそうである。全米ではワーナー版の究極の二枚組が発売されている。それにひきかえ、わが国では低画質版のオンパレードである。ワーナーには早く日本版を出してほしい。