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市場検察
 
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市場検察 [単行本]

村山 治
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦後16代目の検事総長・伊藤栄樹がこう宣言した1986年、世界は音をたてて変わりつつあった。日米構造協議などにかかわる中で、アメリカから始まったグローバル化の波をきっさきでとらえた三人の検事たちは、やがて、「巨悪」の定義を変える必要があり、それにしたがって検察・法務組織も変わる必要があると考えるようになる。本書は、伊藤が検察トップだった時代に中堅の法務官僚だった三人の検事が、検察と司法システムを「変えよう」と志し、「失われた10年」の90年代を経て権力を掌握し、激動の2000年代に、それを実現していった過程を描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

村山 治
1950年徳島県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒。73年毎日新聞入社。大阪と東京の司法記者クラブ、警視庁記者クラブ(2課・4課担当)を経て東京社会部遊軍記者。「薬害エイズキャンペーン」(88年)を手がけた。連載企画「政治家とカネ」(89年度新聞協会賞)取材班。91年、朝日新聞入社。東京社会部遊軍記者として、東京佐川急便事件(92年)、金丸脱税事件(93年)、ゼネコン汚職(93、94年)、2信組事件(95年)、野村・一勧事件(97年)、大蔵汚職事件(98年)、KSD事件(2000、01年)、日本歯科医師連盟の政治献金事件(04年)などバブル崩壊以降の政界事件、大型経済事件の報道にかかわった。朝日新聞編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 445ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/04)
  • ISBN-10: 4163701605
  • ISBN-13: 978-4163701608
  • 発売日: 2008/04
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amigo19
形式:単行本
発売直後のGW連休後半に読みました。一日半ぐらいで読めました。
著者が新聞記者で培った力量を遺憾なく発揮して、相当の時間と体力を検察サイドへの取材に割いたと思われる労作。検察内部の事情や人事事情にまで踏み込んで、且つフェアに取上げた作品って実際あんまりなかったんじゃないかな。
KSD,日歯連、橋梁談合、銀行接待、・・・などなど、なんとなくニュースなどで聞いたりしたけど実際のところよく分からなかった事件の数々。検察や政治内部のかなりドロ臭い人間模様のもとに事件が推移したことがよくわかります。
「国策捜査」なんて言葉を結構耳にするけど、実際のところ検察ってどんな人たちでどんな動機で仕事して、どんな価値観で判断してるの?なんて気になる人には絶対おススメ。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この手の話が好きな方にはおもしろいのかも知れない。
ただ、本書の巻末にも記されているが、「自らがチェックされない構造自体が最大の矛盾」という検察の問題点は指摘しておきたい。

わたしはとある会社で、コンプライアンスを担当しているが、その私の業務は別の部隊がチェックないし監査する体制となっている。

本当に、検察が一人歩きしても大丈夫か?やや、心配な気がする。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お尻ぷりぷり VINE™ メンバー
形式:単行本
 朝日新聞の検察ベッタリで有名な村山治編集委員の書き下ろしノンフィクションです。前作の『特捜検察vs金融権力』のできばえがあまりパッとしなかったため、どうせ検察礼賛本だろうとタカをくくって読まずじまいだったのですが、池田信夫氏のブログで高い評価を得ていたので読んでみたところ、意外や意外、かなりの力作です。

 登場する検察幹部のほとんどが実名入りで、一人ひとりの検事の考え方の違いや路線の対立などが鮮明に描かれていて興味深いです。特にゼネコン汚職から大蔵接待汚職、日歯連事件あたりまでの筆致は冴えており、いままで知られていなかったことをふんだんに明らかにし、迫力があります。

 ただ、やむをえないことですが、筆者が典型的な社会部育ちの記者のため、経済や金融について勉強不足、生煮えの理解で書いているなと思わせる記述が散見されます。『市場検察』という見方もややとってつけた面は否めず、著者の村山氏の検察担当史という感が強いです。

 朝日新聞社の前作よりも、本作りが巧みな文藝春秋社の編集者がついたせいか、お世辞にもうまいとはいえない文章表現力がましになったことと、構成力がついたと思います。

 そうした瑕疵を含めても、本書は圧倒的な迫力をもった検察インサイドノンフィクションです。最近の反検察本のややもすると薄っぺらな内容よりも、リアルな本書のほうが読み応えがあり、おすすめです。
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