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市場原理が医療を亡ぼす―アメリカの失敗
 
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市場原理が医療を亡ぼす―アメリカの失敗 (単行本)

李 啓充 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

頻発する株式会社病院の「犯罪」、財力に基づく凄惨な医療差別…、市場原理の下で、米国医療はどうゆがめられてきたか?!米国の事例を紹介しつつ、「混合診療解禁」、「医療機関経営への株式会社の参入容認」など、医療における「ビジネス・チャンスの創出」を目論む勢力が主導する改革論議に警鐘を鳴らす。これを読まずして医療改革は語れない。

内容(「MARC」データベースより)

頻発する株式会社病院の「犯罪」、財力に基づく凄惨な医療差別…。市場原理の下で米国医療はどうゆがめられてきたか。米国の事例を紹介しつつ、市場主義主導の医療改革論議に警鐘を鳴らす。

登録情報

  • 単行本: 268ページ
  • 出版社: 医学書院 (2004/10)
  • ISBN-10: 4260127284
  • ISBN-13: 978-4260127288
  • 発売日: 2004/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 医療改革での市場化の危険を警告, 2004/10/23
~ボストン在住の日本人医療作家(医師)李 啓充氏が米国の医療制度について詳述した最新作。医療制度は分かりにくいのが常だが、李氏の軽妙なタッチで一気に読めるストリー展開をベースとした米国医療制度の解説書決定版と言える。具体的な米国医療のトピックを解説するのだが、それは日本で現在議論されている医療制度改革という名のもとの医療の市場化につ~~いて鋭く警鐘を鳴らす意図がある。この書を読めば今の医療改革の市場化の行き着く近未来が見えるという意味で、日米の医療を対比し考える上でも貴重な資料となる。しかもトピックのストリー展開が話しとしても面白く、米国医療事情としての読み物でもある。米国の医療が知りたい人、日本の医療改革内容を知りたい人の必読の書であるし、医療物のストリーとし~~ても十分に楽しめる内容となっている。この秋、是非お勧めの一冊である。~
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35 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 とくに政治家に読んで欲しい本, 2006/2/19
 「医の倫理」よりも「ビジネスの論理」が優先された時、どんな惨憺たる結果を招くかは、言わずもがなである。しかし、昨今「日本の医療に市場原理を導入せよ」という声が上がっているのだ。本書では、医療に市場原理を導入したアメリカの、空恐ろしい現実が切々と訴えられている。

 市場原理導入が医療にもたらすものは
1. 保険料負担の逆進性 
高齢者、低所得者ほど、高額な医療費を払わなければならなくなる。保険料は、企業での地位が高く収入の多い人ほど安くなり、企業のバックアップのない低収入の人ほど高くなる。つまり、今の日本と全く逆になる。その結果、無保険者が増える。本書の中に、無保険者が病気になったときの壮絶な借金地獄の例が紹介されている。
2. 悪質な医療企業の増加
「サービスの質を落としてでも価格を下げてマージンを追求する」悪質な医療企業が参入しシェアを獲得した場合、良質な企業も悪質な企業をまねないと生き残れなくなる。これを、「バンパイア効果」という。本書で、株式会社病院の恐ろしい犯罪例が挙げられている。
3. 医療の質の低下
営利病院ほど質が悪く、事故の率が多い
4. 医療費が抑制される保証は無い
市場原理を導入したアメリカでは医療費上昇が続いた。米国の製薬会社は市場原理の恩恵を享受する一方、米国民は世界一高い薬剤を購入させられている。

 本書では、混合診療が解禁されたときの危険性についても述べられている。特に政治家に読んで欲しい本である。
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 医療経済・政策の啓蒙書としては良書。, 2006/9/8
By コンタナトス (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
米国は日本と異なり、株式会社立医療機関が多く存在している。つまり、米国では医療は一般のサービスと同様に、営利活動の手段として認められている。ここでの「営利」とは、基本的に利益を配当性に分配する事を指していて、いわゆる「儲ける」こととは異なる点に注意が必要だ。また、米国には労働者を対象とする公的医療保険がない。これも日本とは異なる。医療経済学をある程度真面目に勉強すると、医療をレッセ・フェールにまかせては「市場の失敗」となる可能性が高いことは分る。にもかかわらず、米国では国民の殆どをカバーするような公的医療保険をつくれず、また医療を市場原理に委ね続けている。個々の医学領域では非常に優れた業績を発信する米国であるが、同時に国民に提供されている医療の質は極めて低いといわざるを得ない。米国の医療に社会保障としての機能はない。
‥というような問題意識を持つには良書。
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5つ星のうち 4.0 医療でも市場原理が幅を利かすアメリカの背筋が凍る悲惨なエピソードが満載
医療への市場原理の導入により、国民が被る不利益が、読ませるエピソードとともに綴られている。主張の一部を取り上げると以下のようになる。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 名無しさん

5つ星のうち 4.0 アメリカ医療批判から医療構造改革批判への展開
アメリカ在住の李啓充医師がアメリカ医療の実態を紹介するシリーズ3冊目。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 柴犬太郎

5つ星のうち 2.0 やや偏向気味が残念
李氏の力作。前作に続き米国医療の本質を鋭く突いた「エッセイ」である。読者に方が注意されたいのは、これはエビデンスに基づいた論説ではなく、単なる意見、エッセイとい... 続きを読む
投稿日: 2005/1/13

5つ星のうち 5.0 将来病気やけがをする可能性のある人は必読
営利企業の医療参入による米国の悲惨な実態、医療過誤を紛争のみで解決しようとする愚、医療費抑制政策の愚、EBMについての大いなる(故意の?)誤解など、日本で進みつ... 続きを読む
投稿日: 2004/11/5 投稿者: kewpie

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