筆者は、日経の経済記者ゆえ、実務家ではない。
したがって、やや不正確な記述も見受けられる。
しかし、実務家が聞けないことも聞けてしまう特権がある。
本書は、それが如何なく発揮されている。
すなわち、裁判官や学者の「本音」が間接的に記載されている。
これは実に面白い。
内容は、市場における法の役割。
ここでいう法とは、何も法律だけでなく、いわゆるソフトローも含まれている。
さらには、会社や投資家のモラルも含まれているかもしれない。
これら法の担い手の重要性と、彼らがしっかりしなければ、この国の市場はダメになってしまうことを淡々と書いている。
ドキッとする関係者も多いのではないだろうか。
いずれにしても、市場関係者は一読の価値があるだろう。