多様性とは?
一つの問題を設定するということは、一つの解を導く。いわば、問題を設定すれば、その解が何であるかということは、問題の設定の中に含まれている。問題を設定するに当たっては、複数の問題を設定していくことが出来る。一つの問題と解が作り出す世界観。それが複数であれば、複数の世界観が成立するということになる。そして、一つの問題と解から、別の問題と解に移行することも出来る。これが流動性と運動性である。
この世界は生成変化してやまない流動的な世界であり、同一性の存続を許さない。同一性は、永遠回帰の選別する力によって、ふるいにかけられ、破壊される。そして差異に溢れた流動する生成変化する世界が描き出される。
これほど躍動感に満ち、読み解いていくことが楽しい哲学書を私はこの書物以外に知らない。