野中さんと、辛さんが、被差別者としての過去を振り返りながら、この国の差別の歴史を語ります。
本人達が筆舌に尽くしがたい経験を経ているのでその言葉は、非常に重く心に響きます。
しかし、野中さんも日本の政治家として南京に行った時には「抗日記念館」で、日本兵が30万人を
殺したと根拠のない数字を建物の壁面に記されている事を知り、そこで献花はしないと申し出たそうです。
また、「国旗国歌法」を支持者の反発覚悟で進めたという話も初めて知りました。
その他に男女差別、病気の差別、国籍差別、慰安問題、遺棄兵器、残留邦人、原爆で傷ついたアジアの方々、
等について、すべからく日本政府が救済するべきではないか。という辛さんの姿勢には共感できないものを感じます。
例えば、原爆を投下したのは日本ではないし、日韓条約で戦争に関する賠償金は韓国政府に支払い済みですので、
日本国籍を持たない方への補償は困難という考え方は国際条約の意義(過去の問題の清算)に沿ったものであり、
ある意味スタンダードな意見だと思います。
二人の経験した差別問題は非常に重要なであり、これからも完全に解決されるよう、さらなる努力が必要でしょう。
最後にアメリカは機会の平等を重んじ、野中さんは結果の平等を重んじる旨、辛さんのコメントがありましたが。
その通りだと思います。どちらが正しいというものではなく、恐らく国民一人一人が考えながら解決していかなくては
ならない問題だと思います。