縫製工場の息子で手先の器用な主人公が異世界に飛ばされることに。そこは第3回十字軍の頃の中世暗黒時代(1100年代末相当)といいながら、中世ヨーロッパと古代がアンバランスに混じった世界です。世界を紹介すると
・とってもローマっぽい古代魔法帝国が造った巨大魔法生物が闊歩
・ギリシャ世界っぽく貴族と知識奴隷の世界で技術未発達
・紙は貴重品な世界だけど、古代は魔法で鋼鉄を精錬していた
・賢者様は錬金術の流れっぽく化学を研究してはいる
・魔法をベースに火薬は開発され大砲もあるけど数学と結びついていない(=当たらない)
パンツをはく文化レベルに達していない世界に衝撃を受けた主人公が、高校の数学・物理の知識や珠算能力で世界の技術革新と文明進歩を目指す。ヒロインがやや空気っぽいながらも、女の子達の住む国のピンチを救ってみせるという物語。今後、対抗勢力に同級生も登場予定。
こういう当時のオーバーテクノロジーで世界を革新する話は大好きですが、用意されたクライマックスに向けていろんなお膳立てがご都合すぎるのが難点でしょうか。とはいえ現代の知識で世界を革新する話なのでとっても楽しいです。
細かいことですが、冶金や当たらない大砲の技術は都合良く1700年相当なんですよね。この辺やご都合の積み重ねがどうにも気になって☆4つ。