本書はカラー写真をふんだんに使って,フランク・ロイド・ライト(1867~1959年)の作品を年代物のようにまとめている。写真は新しく撮影したものだという。ライトの言葉,パースやスケッチなども交えた。
名建築と言われる「落水荘」には14ページを割いている。ページをめくるごとに足跡をたどることができる構成だ。本を閉じた後に,これらの建築物を実際に見てみたいと思わせのは,ライトの建築に力があるからだろう。自然と融和する建築の姿を見ていると,ライトが主張した「有機的建築」の意味が少しわかるような気がしてくる。
書き手の主観を抑えて,客観的な説明に努めた点も評価できる。定価「3200円+税」はライト・ファンにとっては買い得。地図や年表が添えられていれば,さらに良かった。 (ブックレビュー社)
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登録情報
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掲載されている作品については、初期の自邸から晩年のタリアセン、タリアセンウェストに至るまでが、プレーリーハウス、ユーソニアンハウスの数々、落水荘といった名作住宅群、そしてグッゲンハイム美術館、マリン郡市民センターといった有名建築物を交え、ライトの代表作がほぼ網羅されています。
また、文章については、主観を抑え、客観的に説明されていますので、ライトがその作品にこめた意味がよくわかるようになっています。
また、特筆すべきは、カラー写真の美しさです。230ページ余りの本に20強の作品が掲載されていますので1物件あたりの写真は少なくなってし!まいますが、ライト財団が協力していることもあり、まさにその作品のベストショットというべき姿が掲載されています。
ライトファンはもとより、多くの建築ファンにお奨めしたい本です。
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