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巨匠とマルガリータ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-5)
 
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巨匠とマルガリータ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-5) [ハードカバー]

ミハイル・A・ブルガーコフ , 水野 忠夫
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

モスクワに出現した悪魔の一味が引き起こす不可解な事件の数々。20世紀最大のロシア語作家が描いた究極の奇想小説。全面改訳決定版!!

焼けつくほどの異常な太陽に照らされた春のモスクワに、悪魔ヴォランドの一味が降臨し、作家協会議長ベルリオーズは彼の予告通りに首を切断される。やがて、町のアパートに棲みついた悪魔の面々は、不可思議な力を発揮してモスクワ中を恐怖に陥れていく。黒魔術のショー、しゃべる猫、偽のルーブル紙幣、裸の魔女、悪魔の大舞踏会。4日間の混乱ののち、多くの痕跡は炎に呑みこまれ、そして灰の中から〈巨匠〉の物語が奇跡のように蘇る……。SF、ミステリ、コミック、演劇、さまざまなジャンルの魅力が混淆するシュールでリアルな大長編。ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」にインスピレーションを与え、20世紀最高のロシア語文学と評される究極の奇想小説、全面改訳決定版!

〈ぼくがこの作品を選んだ理由 池澤夏樹〉
時として小説は巨大な建築である。これがその典型。奇怪な事件や魔術師やキリストの死の事情などの絵柄が重なる先に、ソ連という壮大な錯誤の構築物が見えてくる。この話の中のソ連はもちろん今の日本であり、アメリカであり、世界全体だ。

内容(「MARC」データベースより)

焼けつくほどの異常な太陽に照らされた春のモスクワに、悪魔ヴォランドの一味が降臨する。やがて町のアパートに棲みついた悪魔の面々は、不可思議な力を発揮して、モスクワ中を恐怖に陥れていく…。

登録情報

  • ハードカバー: 607ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2008/4/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4309709451
  • ISBN-13: 978-4309709451
  • 発売日: 2008/4/11
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.2 x 4.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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38 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
  本文だけで600頁近い本だが、適当なところを開いて70頁ぐらい読むというのを繰り返している。細かいエピソードが面白いので、つい引き込まれてしまうのだ。ちょっとしかでない脇役端役でも、印象深いキャラクターが多い。あの謎めいたレストラン支配人アルチバリド=アルチバドリッチ、堅実で賢明なリムスキーなど、詩人リューヒンもその失望は理解できるし、疫病神アーヌンシカもなかなかなキャラだと思う。「ブルネットの女」すら、その後どうなったか知りたくなってしまう。小間使いのナターシャ、救われたフリーダはどうなったんだろう。有名キャラのなかではやはり黒猫ペゲモートが作者の傑作だと思う。むしろ「巨匠」と「マルガリータ」のキャラのほうがつかみにくい。
 演劇に深く関ったブルガーコフのせいか、会話が非常に多い。内省的な地の文が少なく、殆ど会話で外にでてしまっている。なかでも傑作は、ピラトゥスと秘密警備隊帳の会話だろう。大祭司ですらその会話は魅力的で演劇的である。
  20年以上つきあっている本の改訳だが、良くなったところがある。例えば冒頭は杏ジュースではなく杏ソーダがでてくるが、飲んだ後しゃっくりがでるという意味ではこのほうがよい。遺作のためストーリーが内部矛盾しているところもある。決定稿がなく、作者が書いた一応の完成原稿が2種類もあり、部分原稿もあわせると6種もあるという状態だから、1973年版と1990年版でかなり異同があり、それをどう処理するかは校訂の問題らしい。読者としては、必ずしも翻訳者の誤訳や勝手な省略とはみなせないところがつらい。私はロシア語が読めないが、日本語の小説としては、今のところはこの水野訳と中田訳が自然だと思う。
 また、この本は古い集英社版より活字が大きくて、老眼がきている私にはありがたい。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
自由な奇想 2009/9/11
形式:ハードカバー
作者によって原稿が燃やされる、劇場が悪魔によって大混乱に陥れられるなど、作者の伝記的な事実を少しでも知ると、小説を発表できない、戯曲が上演禁止になるといった戦前のソ連の社会を激しく批判した小説と考えられますが、そうした背景抜きに、作者が想像力を駆使して書き抜いた作品として読んでも十分楽しめる小説です。
 やりたい放題の悪魔軍団の所業、悪魔に魂を売って恋人である巨匠とその作品を救い出すマルガリータ、真実を誰にも信じてもらえずに精神病院に入れられ、詩をあきらめる詩人、彼らが織りなす物語は善悪という枠を超えて、想像することの自由を満喫させてくれます。登場人物は多いのですが、細部がしっかりしているので「この人、どんな人だったっけ」「あのエピソードはどこに書いてあったっけ」と振り返って探すのも苦になりません。おそろしい内容なのに「笑って」読めてしまうところに、この作品の長命の謎があるのではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:ハードカバー
世界文学全集の第5巻。

モスクワで悪魔が大暴れするという話にイエス・キリストの処刑の話を交えながら、30年代のソビエトの体制を痛烈に批判するという話。

難しいかなって思ったが、大長編にもかかわらず、ロシアのSF的な想像力の豊かさ、物語の楽しさを存分に楽しめる1冊だ。
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投稿日: 2010/5/15 投稿者: amazon
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... 続きを読む
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