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巨人譚 (光文社コミック叢書“シグナル” 19)
 
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巨人譚 (光文社コミック叢書“シグナル” 19) [単行本(ソフトカバー)]

諸星大二郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「西遊妖猿伝」、「海神記」と並ぶもう一つの野心的なライフワーク作品が存在した...
第一部「巨人譚」連作
最新作「ギルガメシュの物語」(描下ろし49頁)
「ミノスの牡牛」※「ロトパゴイの難船」「砂の巨人」
第二部
「阿嫦」※「星山記」※

解題・カバー・口絵描下ろし

※は単行本未収録作品です


登録情報

  • 単行本(ソフトカバー)
  • 出版社: 光文社 (2008/12/12)
  • ISBN-10: 4334901565
  • ISBN-13: 978-4334901561
  • 発売日: 2008/12/12
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 32,712位 (本のベストセラーを見る)
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29 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Nutrocker トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
巻頭の作品『ギルガメシュの物語』に始まる、約三十年にわたって描き継がれた連作は
一本の短剣をめぐり、古代メソポタミア、クレタ、アフリカを舞台に展開する壮大な物語です。

舞台はおもに神話世界ですが、神話にその名を残している英雄たち(のモデル)が
卑怯で野蛮な文明の破壊者、あるいは夢に憑かれた放浪者として
描かれているところが、諸星ワールドの真骨頂といえるでしょう。

征服し、破壊し、やがてその野心のため自らを滅ぼす男たちと、
大地に生きるアフリカの少年、運命に翻弄される少女といった
登場人物が織りなす雄大な叙事詩は、人類の縮図ともいえる普遍性を持って
現代に生きる私たちの心にも強く迫ってきます。

第二部の二編の中国物は、『諸怪志異』の系列に連なる奇妙な味わいの佳品で
これまた諸星ワールドを堪能できます。

1600円と値段は少々お高めですが、装丁も奇麗で紙質も良く、
しっかりした作りの本なので、諸星ファンにはお勧めだと思います。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
巨人譚といいながら巨人はテーマの主ではない。
ですから、タイトルで買わないように。
古代メソポタミア、クレタ、砂漠化する前のサハラなどを舞台にした連作の短編集です。

おまけのように二編だけ「阿嫦」「星山記」といった中国の昔話のような作品が載っているが、
個人的にはこちらの方が好み。よくできた話だと思います。
ただし、巨人の話ではありません。

何故このタイトルなのか、そして何故「阿嫦」と「星山記」を前半の連作といっしょに載せたのかがわからない。

諸星大二郎は大事な作家だと思っているだけに残念。
このレビューは参考になりましたか?
59 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
welcome back...!! 2009/1/15
By DPOEX VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
諸星大二郎は正直『終わった』と思っていた。
神話世界・考古学的世界への精密な考証と突出した解釈で我々を魅了し、
一介の漫画を遥かに越える衝撃を与えた天才作家。
その作品群は、かつて呪術的世界・古代世界の闇がこの現代に繋がっていると本気で我々に思わせ、読んだ者の日常を、まるで見覚えない異世界のように変えてしまったものだった。
そんな力を持った作品が、果たして世の中にどれほど存在するだろうか。まさに天才だけがなし得る仕事だったはずだ。
…皮肉なことに、作品が有名になり、漫画界での名声を確立すると共に、彼の作品からは闇が消え、取ってつけたような笑いがそれに代わる。
かつて作品の根底に常にうごめいていた異形のものたちは消え失せ、もはや何処を捜しても居なくなってしまった。
彼の作品にさす影が彼自身の心の闇であったことに、そのとき我々は初めて気がつき、そして『ああ、諸星大二郎は終わったのだ』と思ったのだった。
― それから時は移り、2009年初頭。
書店で見かけた『巨人譚』を真夜中に部屋で開く。オデュッセウスの話、砂の巨人の話、テーセウスの話…みな昔一度は読んだ話ばかりのはずだが…。そして神話世界への復帰を宣言するかのような新作。
読み終わって顔を上げると、外はまだ暗い朝5時。だが…まるで北アフリカの砂漠をさまよってきたような、地中海を小船で漂流したかのような、そして悠久の時を俯瞰してきたかのような、そんな錯覚に囚われてしまった。
お帰りなさい、諸星大二郎。やはり我々には、貴方の闇が必要だ。
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