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巨人の肩に乗って―現代科学の気鋭、偉大なる先人を語る
 
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巨人の肩に乗って―現代科学の気鋭、偉大なる先人を語る (単行本)

メルヴィン ブラッグ (著), Melvyn Bragg (原著), 熊谷 千寿 (翻訳), 長谷川 真理子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 国内配送料無料 詳細
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商品の説明

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 「10年前、わたしは自分が生きてきた時代の大きな部分を見逃してきたことに気づいた」と、著者(1939年英国生まれの作家)はまえがきで述べている。自然科学の分野のことをいっているのだ。

 「20世紀後半でもっとも魅力的な知の楽園の園がちらちらと見えても、まじめに科学の勉強をしたことがないのだから(中略)このまま永遠に中に入れないのだろうか? 現代という時代の色を決定するほどの、とてつもなく刺激的な思想が隠れているというのに、そんなちっぽけな理由で見逃してしまっていいのか」

   科学への、このようないわば「人文学的」関心を抱く読者のために書かれたのがこの本である。そうそうたる顔ぶれの現役科学者や研究家へのインタビューをもとに、歴史上の12人の偉大な科学者の功績を評価している。よく練り上げられた本文の流れの上に、しっかり編集・再構成されたインタビューが乗せてあるので、情報は凝縮されていて冗漫なところは全くない。また、対立的な意見や異なった立場や視点からの意見を対比させることも心がけられている。

   天才の意外な素顔や逸話の裏側の真相などの興味深いエピソードがふんだんに盛り込まれており、生き生きとした人間像が描かれているところは、さすが作家である。文系人間の人間的好奇心を十分に刺激され、数式や難解な理論にまみれることもなく、ここちよく「科学の園」のハイライトを楽しめる。

   特に、偉大な科学者という媒体を用いて、今をときめく科学者や研究者たちそれぞれの「科学」観を語らせるという基底のテーマがきっちりとあるところが、この本を、平易で興味深いと同時にある種の格調の高さをも備えもつものにしている。この意味で科学の道を目指す青年にとっても示唆に富む本といえるだろう。ただし、専門家によって執筆された本ではないことに留意すべきである。正確で詳細な情報を必要としている専門家向けでは決してない。

   厚い本だが各章ごとに独立しているので、断続的な読書時間しか取れない忙しい方にも、ベッドサイドにおいて眠る前にちょっとという方にもおすすめだ。(小野ヒデコ)



内容(「BOOK」データベースより)

実は、地動説の証拠をまったく掴んでいなかったガリレオ。両親と非常に不仲で、焼き殺したいとさえ書いていたニュートン。「革命に科学者は要らず」の言葉と共に断頭台の露と消えたラボアジェ。製本職人から、英国で最も偉大な自然哲学者へと上りつめたファラデー。橋がないことに気付かないほど、抽象世界を彷徨ったポアンカレ。不倫スキャンダルに関して、ノーベル賞委員会と争ったキュリー夫人。現代科学の巨人が贈る、12人の偉人の知られざる姿。

登録情報

  • 単行本: 364ページ
  • 出版社: 翔泳社 (1999/10)
  • ISBN-10: 4881357883
  • ISBN-13: 978-4881357880
  • 発売日: 1999/10
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 500,869位 (本のベストセラーを見る)

    カテゴリーランキング:

    344位 ─   > 科学・テクノロジー > 科学史・科学者
    1191位 ─   > ノンフィクション > 科学
    1710位 ─   > ノンフィクション > 自伝・伝記
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 文系のための科学本としては最高峰, 2001/3/30
この本では各時代の天才的科学者について描かれている。どんな偉人でも全て「巨人の肩にのって」その業績を達成してきたのである、あのニュートンでさえも。私のような典型的文系人間には彼らの研究の詳しいところまで理解することは不可能である。この本は彼らの研究に触れながらも、その人格が研究にどのような影響を及ぼしたか、その時代背景の中でどのような障害に出会ったかを中心に描かれている。とくに性格の悪いニュートン、凡庸なイメージの残るダーウィンなど、今まで持ち得なかったイメージを彼ら偉人に付け加えることができた。思わず読みきってしまう本である。
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5つ星のうち 3.0 巨人の肩に乗ってを読んで, 2007/4/22
ペンローズが今後の科学の行く末を」聞かれて「科学の終わりが近い」と証言するのは以外な気がした。いまから100年前も物理学はもうすぐ完成だと思われていたそうです。しかし相対論と量子論が出てますます発展しました。例え相対論と量子論が統一されてもまた新たな謎が出てくるように素人目には思えますが。

この本の中で関心を持って読んだのはアルキメデス、ガリレオ、ニュートン、ファラデーそしてアインシュタインといった物理学者たちです。本の中でしばしばもしニュートンがいなかったら、アインシュタインがいなかったら彼らの発見は他の人により成しえられただろうかという問いが発せられています。科学が一直線上に伸びてゆくのかというのも興味深い問いです。

問題があり解があるのですからある終点に向かって収束はしていくと思います。しかし誰にもそれが出来るのではなく巨人の肩に乗れる人、つまりこれまでの成果と問題点を正確に把握できる人のみが次ぎの問題点を発見できる人であると思う。
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