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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
つけたいが満点にはできなかったな,
By ケン (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) (文庫)
優しい巨人と出会い、あっと驚く壮大な歴史を辿ったのが前二作でした。ガニメデの優しい巨人は余韻を残すラストでしたが、いよいよ本拠が登場したかと興奮しましたね。 優しい巨人の技術をも凌ぐ2500万年もの進化を経た科学世界が登場するのかとワクワクして3作目も読みました。 主人公が物理学者ということもあり、究極に達した科学が描く宇宙の真理とは、そこまでたどり着いた文明の姿はいかなるものか・・・ こんなストーリーだと妄想してたんですが、 感想は他の皆さんも触れられている通り、政治の話題が多くなってました。今回は前二作とは違いリアルタイムで現物が存在してしまってるので、わずかなヒントを手掛かりに謎を解明していく緊張感がなくなった気がします。もうちょっと壮大な科学的な話になると思ってたんですが政治的な陰謀とかの説明が多く雰囲気が違うなーと思ってました。 ミネルヴァと地球の違い、なぜ地球では科学より先に占いや神話が発達したのか、そういうことも解明するんですが、個人的には理由が単純かつ唐突でただの陰謀論じゃないかとも。 しかしラストは三部作の完結としては感動しましたね。 謎の中継機やミネルヴァの起源などそう来るとは思いませんでした。星を継ぐものは、いずれ星間共同体の時代がやってくると書いてあります。未来への希望に溢れているこの一節は、私自身にも夢を与えました。 (この本が発売してから10年以上たって、現在4作目の内なる宇宙 上・下が発売されました。これは昔にはなかったので三部作・本巻で完結と思われていたことによるものです)
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ホーガンという人は……。,
By nori2m (岩手県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) (文庫)
まったくもってホーガンという人の人類観には恐れいる。合理的な考え方、科学技術の発達とその恩恵こそが人類を救い、更に明るい未来を約束するのだと微塵も疑わないその歴史観が素晴らしいのだ。 「星を継ぐもの」3部作の最終巻である本書は、人類の科学的発達は、その進化の過程からみて遅すぎたのではないかというホーガンの独特の史観の上に成り立っている。呪術・宗教、オカルトなどありとあらゆる非科学的な考え方が人類の発展を阻害し、権力や利益を一部の人たちに独占させているのだという。そこに前作で登場したガニメアンとその末裔のテューリアンを配し、さらには権謀術数・悪意の枢軸となるジェヴェレン人(彼らはミネルヴァを滅亡させたランビアンの末裔である)が敵役として登場し、ハラハラドキドキの展開となるあたりは、もうホーガンの語りにどっぷりと浸ってしまう。 テューリアンのコンピューター「ヴィザー」が管理する知覚伝送装置パーセプトロンの発想は、今年衝撃を受けた映画「アバター」の発想そっくりだ。いや、「トータルリコール」の方かしら。 第一作の「星を継ぐもの」以来の謎がすべて解決するラストは圧巻だ。ホーガンが急逝した今年改めてこの3部作を読み返したが、間違いなく極上の読書の時間を読者は楽しむことができるであろう。20代で読んだ時よりも、50歳になった今、読み返してつくづく良かったと思う。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
壮大な歴史の輪が閉じる,
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レビュー対象商品: 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) (文庫)
本作は前二作と比べ、SFとしてはハードですが、同時にエンターテイメント性に富んでいます。 ハントやダンチェッカーはもとより、コールドウェルなどの人間たちが大活躍。 素直なガニメアンたちが狡猾な人間たちに感化されていくのはちょっと哀しい ですが、そんな人間たちの影響力もひとつの見所です。 また、池央耿氏の卓越した日本語訳が一層作品の質を高めています。正に プロの仕事ですね。ぜひ一作目から順に読んで下さい。
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