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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
目眩ましを愉しむ,
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レビュー対象商品: 左近の桜 (単行本)
妖しい。艶かしい。匂やかで密やかで官能的な作品世界だが、そればかりが前面に押し出されず、むしろ、十六歳の桜蔵(さくら)の 少年らしい硬さが浮き彫りにされるようだ。 男同士が忍び逢うための宿「左近」の桜蔵をめぐる12の連作短編奇譚集。 表紙装画は望月通陽氏。『こどものころにみた夢』(講談社)でも 長野さんと組んでいた望月さんの絵のたたずまいも絶妙だ。 シックで、抽象画のようだが妙にかわいらしくもある。 桜蔵をとりまく男たちの不思議さ。 義父を始めとする彼らは、クールで知的で思いきりエロティックで……。 彼らはなんとか桜蔵に、内にもつ資質を折にふれ知らしめようとするのだが、 桜蔵自身はこの世のものではない者たちに、幾度逢っても馴染まない。 するりと桜蔵に忍び寄り、いつしか現を幻と化してみせるあやかしの者たち。 くにゃりと目の前が歪み、知らぬ間に反転し、摂り込まれるような長野さん独特の世界が この物語にもやはりある。 現実世界と異界とが自在に入り乱れるさまが引き立ち、読み手の脳裏に陰影を遺す。 異界と現の世界の滲むあわいに魅力があるのだ。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「長野まゆみ」らしさ,
By kiki (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 左近の桜 (単行本)
素敵なお話でした。白昼堂々シリーズが終わって以来、「これは!」と思えるお話が少なかったように思います。最近の本はちょっと作風が変わってしまったように感じていて、ファンとしては寂しくもあったのですが、この「左近の桜」も期待せずに読んだ所…すごく面白い!こういうのを待ってました〜、とすごく嬉しい気持ちになりました。長野さんらしい物語に、久しぶりに出会えました。シリーズものということで、これからも続編が出るのかと思うとすごく楽しみです。桜蔵という男の子が、自分では否定しながらも妖かしから逃れられない甘さや、桜蔵の周りの男達もとても魅力的で、これから桜蔵にどのように関わってくるのか、桜蔵がどんな男に成長するのかが気になります。弟の千菊も可愛らしくて、本当に登場人物の多彩さに目を見張ります。長野まゆみファンには必読の一冊になるでしょう。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
きれいな話です,
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レビュー対象商品: 左近の桜 (単行本)
ワンパターンだけど、長野まゆみ作品のなかではスッキリしてて好みです。 でも、少年から好みが変わっただけで、 出て来るキャラクターがどれも似ていたり、 まあワンパターンなので 長野作品が駄目なかたには駄目でしょう。
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5つ星のうち 4.0
ちょい苦手
綺麗に描写されたイメージを楽しむ物語の様で、ストーリーはほとんど無いです。 「少年アリス」の日本版と言おうか。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: しおゆい
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