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左翼はどこへ行ったのか (宝島SUGOI文庫)
 
 

左翼はどこへ行ったのか (宝島SUGOI文庫) [文庫]

別冊宝島編集部
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商品の説明

内容紹介

世界全体を大不況が襲っています。そして、そのしわ寄せのほとんどは、派遣労働者を含む多くの労働者に蒙らされているのです。しかし、格差社会が根付いた現在、彼らは資本主義社会の安全弁として機能させられています。果たして、この状況を突破できるものたちはいるのでしょうか。以前、現代社会のこの歪みに立ち向かった左翼と呼ばれた人たちはどこにいったのでしょうか。いまこそ、問い直します。『実録!連合赤軍』の若松孝二監督、文庫特別インタビュー付き。
※本書は2008年5月に刊行した『別冊宝島 左翼はどこへ行ったのか!』を改訂し、文庫化したものです。

内容(「BOOK」データベースより)

世界全体を大不況が襲っている。そして、そのしわ寄せのほとんどは、派遣労働者を含む多くの労働者がこうむっている。しかも、格差社会が根付いた現在、彼らは資本主義社会の安全弁として機能させられているのだ。果たして、この状況を突破できるものたちはいるのか。以前、現代社会のこのひずみに立ち向かった左翼と呼ばれた人たちはどこにいったのか。左翼たちの今をレポートする。

登録情報

  • 文庫: 253ページ
  • 出版社: 宝島社 (2009/3/5)
  • ISBN-10: 4796669469
  • ISBN-13: 978-4796669467
  • 発売日: 2009/3/5
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 酔狂煙幕團 トップ1000レビュアー
形式:文庫
一つ言えることは、日本の左翼が何故衰退したかっていうと、やっぱり一番の原因は他国を拠り所にしたり、他民族に同情することは出来ても、「自国を愛さなかったから」じゃなかろうか。
昔の左翼運動にしろ、現在の自然保護活動や人権運動、死刑廃止運動、反戦反核平和活動に紛れ込んでの国家に対して異を唱える擬態運動にしろ、基本的に日本が好きじゃないんだろうな〜と思うのが正直なところ。
ソ連だの中国だのが思想的にも心の拠り所としてあった昔の左翼運動はまだしも、今は・・・?
と、なるだろうけど、結局反戦反核の主張も反米のためと、自国政府を批判したいがためだけの出汁にしか見えないし、人権運動も、中国のチベット弾圧には口を閉ざす態度を見れば、大体実際の活動目的が何なのかは分かる。
ベトナム反戦で闘ったとかよく言われるけど、中国がベトナムに侵攻した事には皆口噤んだじゃん!
『新左翼は、なぜ崩壊したのか!?』で、元ブントの荒って人と右翼一水会の鈴木氏の対談でも語られてるけど、ヨーロッパの社会主義・労働党がまだ力を持ってる事と、日本の社会主義政党の衰退加減の、その違いの理由の一端がそこなんじゃないかと思う。
日本の現在の左翼はポピュリズムに寄り過ぎて、出来もしない空想や人間の営みに矛盾することばかり吹いて回ってそっぽ向かれてるんじゃないの?
国防や軍事を否定する左翼なんて、日本以外ありますか?
反貧困だの格差社会是正だのという運動も何だかな〜・・って感じ。
手段であるはずの運動が目的化しちゃってて、結局その気にさせられた若者が一番馬鹿を見るだけなんじゃないの?
今は分からなくとも後々さ。
それと、新左翼の活動にシンパシー持ってるからって反権力反体制を説いて(自分の逃げ道用意した上で)若者を焚き付けるオッサンの勝手加減も、若者の反体制離れの一因じゃないかと思うよ。
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4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 左翼、右翼、旧左翼の転向者、またその逆、左翼に対する批評、最近の左翼的な人びとの振るまいなど、雑多な内容ながら、通読すると、現在の左翼の位置、力、問題点、限界などが見えてくる。
 インタビュー記事やルポが多くを占めるが、左翼的な有名人の死に様、最終章の二人の論客による分析も面白い。
 左翼の死に様の項では、本物の左翼は奥崎謙三だけではないかとも思えてくる。
 最終章は、既存の左翼の衰退に対する、手厳しいエールに思える。フリーター全般労組の座談インタビューは、もはや左翼的な人びとにとって、イデオロギーなどよりも現実を直視することの大切さが伝わってくる。それを受けた、次の谷崎晃の分析は、既存左翼衰退の原因について新鮮な視点を与えている。東西冷戦の終結などよりも先に、ポストモダン思想家による自爆テロ言論が原因と喝破しているところが面白い。最後を締めくくる佐藤優は、保守論客の立場から左翼を挑発していて面白いが、マルクスを読み直せと言いながら、マルキシズムの概要に触れず、マルクスの私生活の悪口ばかり書いているのは、ややピンぼけ。
 金融資本主義の破綻、不況下の派遣切りなどに対する社会の関心や支援の広がりが、新たな左翼の勃興なのかどうか、本書を読んで考え込んでしまった。
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