利き手研究の大家による一冊。
「トリビア」的な話題が多く、「話のタネ」になるものが多いが、きちんと学術的な裏付けはとれている。
本当に左利きはスポーツが得意なのか、英才児が多いのか、短命なのか・・・「伝説」にズバズバ切り込んでいく。科学的な利き手の判定法から(自己申告はあてにならないらしい)、遺伝、脳科学、言語、視聴覚との関連、ひいてはサル、ネコ、魚、カエル、ヘビの「利き手(?)」にまで筆は及ぶ。およそ利き手に関する話題は網羅していると言ってよい。
「右も左もわからない」などという言い方もあるが、なかなかどうして、「右と左」は相当に深いテーマであるようだ。