'02〜'08年の13回分の工業英検2級の過去の出題と模範解答を収録したものが本書。
出題形式は毎回同じような感じなので、できるだけ演習して慣れておきたい。
書名が「問題集」だと「オリジナル問題を集めた問題集か?」と思ってしまうので、
「2級過去問題集」とするほうがいいかもしれない。
模範解答には解説は付いていないが、問題が要求しているものをつかむには模範解答のみで十分である。
ただ、問題ごとの配点は書いてあるものの、全問記述式である以上、簡単な採点基準も付けたほうがいい。
各組(2〜3文)の英文を簡潔な1文にする問題や要約問題、インフォメーションワードの問題は、
初見では限られた時間内に求められているものをつかみ損ねる場合がある。
一方で、演習を繰り返すことで得点源になりやすいところなので、
勉強時間がとれない人もこれらの設問は演習しておいたほうがいいかと思われる。
和訳や英訳は地力があればある程度できるはずだが、英訳は問題文と模範解答をじっくり比較してみると
多くの設問でテクニカルライティングのエッセンスが感じとれるので、時間のある人にはこの比較検討作業もおすすめしたい。
一番重要なのが、時間を計って本番のシミュレーションを行うことである。
各設問をどのくらいのペース配分で解答していくか研究しておきたい。
個人的には、その際、持込み辞書はせいぜい漢字やスペリングのド忘れを補って
実力を出し切るためのツール(+α)ぐらいに考えたほうがいいように思う。
技術用語は基本的なものが出題され、マニアックな語は出ないし、文法的なことは余った時間で自信のない箇所から
順に辞書で確認していけばよく、時間切れのリスクを負いながら最初から辞書を使っていくのは避けたほうがいい。
すべて解き終えたら、問題文や模範解答から覚えておきたい表現を抜き出してまとめてもいいかと思う。