森博嗣による水柿助教授シリーズの第3弾である。どうやら最終話らしい。タイトルは結構ふざけている(ごんべんではないことに注意)。
例によって、水柿君の日常がひたすら綴られる内容である。前作で水柿君が作家になって大もうけした関係で、奥様と一緒に大金をどう使おうかみたいな話が延々と続く。話の合間には、雑談めいた脱線論議がごっそり挿入されたりとか、果てしなくオヤジギャグ(駄洒落です)が連発されたりとか。始めて読んだ人は相当面食らうに違いないが、そのあたりを楽しんで読めれば、なかなかのエンタテインメントである。
どうやら一部ではこのシリーズは森博嗣の自伝なのではという話もあるようだが、さすがにそのようにノンフィクションだと思ってしまうと、このストーリ展開では、金持ちではない読者は気分的に面白くない。なので、少なくともフィクションだと思って読むべき作品なのであろう。何度も「小説だ」と書いてあるしね。(笑)
まぁ、水柿助教授シリーズを1,2と読んできたならば、とりあえずこれも読んでおかないと閉じないよ、という感じでしょうか。お酒でも飲みながら楽しんで読みましょう。