「子供の科学」という雑誌は,我々の時代には,様々なラジオの工作でお世話になったものだ.1石,2石,3石・・・
今考えてみると,確かに骨のある工作ばかりだった.小学生の子供には手におえないようなものもあった.編集者も懐述しているが,本格的な工作にトライさせようというスタンスに貫かれていたように思う.
現在の70代から団塊の世代に掛けて,物の不足していた時代には,自分で作るのが当たり前であった.だから,熱中していたその世代は,いまだに工作に打ち込んでいる人が多いことがわかる.そして彼らが日本の技術を支えてきた.そんな技術のルーツを本書では辿っているかのようである.