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活花とは、結局、花を介して自分を主張す
ることに等しい。言わば、花は活ける人自身
になっている。そのことからすれば、自分の
影を消すなどという願いは到底叶えられそう
にないが、彼が疎ましく思っているのは、お
そらく、ひとりでに漂いはじめる作意の幻影
のようなものだ。それは消そうとしても決して
消えることはないだろう。しかし、その幻影
が見る者に感じられるからこそ、川瀬敏郎の
花だとも言える。
彼の花は凛としているが決して出しゃばっ
てはいない。むしろ大人しすぎるくらいであ
る。その彼をしてそう言わしめているのだか
ら、益々、作品から目が離せなくなってしま
った。
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