詩は苦手なんです、特に抽象的な詩はなんのことを書いているのかさっぱり理解できません。
そんななかで、川崎洋さんは私にあたたかくやわらかい言葉で詩を感じさせてくれる数少ない
詩人のひとりです。
とくに子どもや小さいものに愛情を注いだ詩に心を打たれます。
阪神大震災で心に大きな傷を負ったであろう子どもたちへの詩「きのうより一回だけ多く」を
先日知る機会に恵まれました。
私は被災者ではないので、言葉に尽くせない被災者の思いを簡単に口にすることすらできません。
被災してなんとか家族みな無事だった友がいます。
震災から歳月が流れ、そろそろ彼女が震災について何か語ってくれるかと思いましたが、ふだん
楽しくおしゃべり好きな彼女なのに震災に関しては口を閉ざしたままです。
大人でもこのようなありさまですから、子どもの心が気になります。
川崎さんはもういらっしゃらないけれど、この詩とともに被災地の小さかった人たちへ心を
寄せていきたいです。
あの日と同じような寒い1月の日に・・・