設備設計家、そしてドラムカンハウスの発明者である川合氏についての詳細な記録、そしてインタビューから成る本。
編集をしている方は歴史学の研究者で、まるで論文を読んでいるようで少々構成が硬い印象は拭えないけれども、文献資料、ヒアリング(インタビュー)などの一次資料の集積も素晴らしいし、刺激的。また川合氏の周辺にいた人々の読み応えのある文章の数々も面白い。
出版社のホームページを見ると完売となっているが増刷を願いたくなる本。特に若い学生さんは必読の書だと思う。巷に散見される、若い建築家特集などの本や雑誌などより、実学においても人生においても、貴重な道しるべを与えてくれるに違いない。