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川は誰のものか―人と環境の民俗学 (歴史文化ライブラリー)
 
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川は誰のものか―人と環境の民俗学 (歴史文化ライブラリー) [単行本]

菅 豊
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

川を遡るサケを下流で取り尽せば、産卵できずに絶滅してしまう。川という資源を共同で管理・利用する制度=コモンズは、どう発展してきたか。現代における公共性や環境破壊の問題解決にもヒントを与える環境民俗誌。

内容(「MARC」データベースより)

川を遡るサケを下流で取り尽せば、産卵できず絶滅してしまう。川という資源を共同で管理・利用する制度=コモンズはどう発展してきたか。争い、話し合いルールを作りながら人々が培ってきた知恵に、豊かな地域社会作りを学ぶ。

登録情報

  • 単行本: 228ページ
  • 出版社: 吉川弘文館 (2005/12)
  • ISBN-10: 464205605X
  • ISBN-13: 978-4642056052
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 18.4 x 12.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
資源管理で盛んに論じられているコモンズ論に、新しい展開ですね!日本の伝統的な村落社会の資源管理は、長い歴史のなかでダイナミックにその姿を変えてきたようです。近代の「公益」の発見の謎解きは、推理小説を読んでいるようでした。片田舎の話が、こううまくも近代国家とつながるなんて…驚きです。『人間と人間の関係性』の持続可能性を持つことが、『人間と自然・資源の関係性』の持続可能性と大きく関わっているという指摘は、目からウロコです。

文書研究とフィールドワークを兼ね備えた本書は、民俗学の真骨頂というところでしょうか???読みやすいので、民俗学門外漢の私にも、すっきり頭に入りました。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
形式:単行本
コモンズ:複数の主体が共的に使用し管理する資源や、その共的な管理・利用の制度 まずこの定義があり、コモンズとしての川を考える。

新潟県山北町の大川と言うサケが遡上する川とその流域の人々とサケを通しての歴史、文化等時代背景を織り交ぜて説明している。サケという金を生む魚を地域住民の共有物と捉え規則を作り入札制度等を整へる。さらに上流と下流域の不公平が出ないような枠組み(下流での流し網の禁止)を住民が作っていく。さらに採取方法も「コド」と言う独特な方法を編み出し今日まで引き継がれていく。各時代の政治や経済の動きに混乱もあるが、公益と言う思想が導入され、さらに資源保全等の考え方が加味される。そして最近では「たのしみ」が加わりサケ漁が地域内での交流に重要な役割を果たしてくる。

まさに大川は日本の中での成功例なのではないだろうか?山が荒廃し川はコンクリートで固められ水利権だの漁業権だの一部のモノのオモチャにされている現状は大川流域の皆さんにはどの様に写っているのだろうか。是非ともその辺の内情を菅先生にお聞きしてみたい。菅先生は20年にわたり大川をフィールドにして調査されたようだ。このような調査研究が日本の森や渓流を生かす基礎になって欲しいと思う。
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