スポーツノンフィクションに分類さるべき書物なのだろうが、そのカテ物としての評価は、それほど高くない。構成が整理されず、日本語に変なところもあり、明らかな変換ミスがそのままのところもある。著者の嶋投手に対する思い入れも、少し物足りない。
作品自体の評価は星三つか?
しかし懐かしい。昨日買って夢中で読んだ。
評者は嶋投手はもちろん見ていない。しかし決勝戦のラジオ放送は聴いた。
下商の友浦投手、忘れられない名前だ。
懐かしい名前が沢山出てくる。加藤春雄、三郎兄弟。これは見ている。地元の商業学校のコーチに来ていた。
昭和20年代に活躍したプロ野球人がわんさか出てくる。
懐かしい。
そういっていたら、今日まさに今日、この本にも登場する野口二郎の訃報である。
あの時代の、昭和十年代の中等野球史、さて誰を中心に据えるべきかは決められないが、誰か、あの時代に惚れこんでおり筆の立つ人が、一気に書いて呉れないだろうか。
沢村は少し古いが、この本には、神田投手などについての記述がないのが淋しい、、。
何はともあれ、我々の年代にはたまらない本だ。(評者は1930年生まれ)