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嵐が丘〈上〉 (光文社古典新訳文庫)
 
 

嵐が丘〈上〉 (光文社古典新訳文庫) [文庫]

E・ブロンテ , Emily Bront¨e , 小野寺 健
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ヨークシャの荒野に立つ屋敷“嵐が丘”。その主人が連れ帰ったヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに恋をする。しかしキャサリンは隣家の息子と結婚、ヒースクリフは失意のなか失踪する。数年後、彼は莫大な財産を手に戻ってきた。自分を虐げた者への復讐の念に燃えて…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ブロンテ,エミリー
1818‐1848。イギリスの小説家、詩人。「ブロンテ三姉妹」の2番目(姉シャーロット、妹アン)。ヨークシャの牧師の家に四女として生まれる。1820年、一家はハワースの牧師館に移り住むが、翌年、母を亡くす。’42年、姉シャーロットとともにブリュッセルに留学。’46年、三姉妹合作で『カラー、エリス、アクトン・ベルの詩集』を自費出版するが成功しなかった。’47年、アンの『アグネス・グレイ』て同時期に『嵐が丘』を出版するが、厳しい評価を受ける

小野寺 健
1931年生まれ。英文学者、翻訳家、横浜市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 346ページ
  • 出版社: 光文社 (2010/1/13)
  • ISBN-10: 4334751997
  • ISBN-13: 978-4334751999
  • 発売日: 2010/1/13
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:文庫
たくさんの邦訳がある世界文学の名作だが、小野寺氏の新訳は、短く切った日本語の文章が快い。冒頭部分を既訳と比べてみよう。(本書)「1801年――いま家主に挨拶に行って、帰ってきた――これからはこの男以外、かかわりをもつ相手はいない。それにしても、この土地は美しい!」/(大和資雄訳、角川文庫)「1801年――いま地主の家を訪ねて帰って来たところだ。これからめんどうくさい隣づきあいをして行かねばならぬのはこの家だけだ。ここはほんとうに美しい土地。」 /(鴻巣友季子訳、新潮文庫)「1801年――いましがた、大家に挨拶をして戻ったところだ。今後めんどうな近所づきあいがあるとすれば、このお方くらいだろう。さても、うるわしの郷(さと)ではないか!」/(原文)「1801―I have just returned from a visit to my landlord―the solitary neighbour that I shall be troubled with. This is certainly a beautiful country!」/the solitary neighbour以下の関係文を、必要最小限の情報に絞って訳した小野寺訳は、それ以外の部分も引き締まっている。
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形式:文庫
「嵐が丘」3度目の挑戦。学生時代からこの本は悲恋物語、愛憎悲劇、ゴシックホラー??と無理に分類しようとしてましたが、それは無駄な事だと悟りました、あまりに奥深く過ぎて。以前から「嵐が丘」の乱暴な日本語の言葉遣い(特にヒースクリフ)のために、読み進めるのにも忍耐が必要でした(同じ様に感じる読者の方は割と多いみたいですね)が、ヨークシャ訛りを忠実に訳すと仕方ない事なのですね。訳者さんも「あとがき」で「現代風すぎる訳文かも」とあるので、なるほどこの言葉遣いでも読みやすく翻訳されたんだなぁと納得しました。他の訳者さんの作品と比べてみると、二番目に読み易かったと思います。現代訳で分かり易くするか原文に忠実に訳すかで読者の反応が違ってくるとは、これまた面白い発見でした。
現代訳に慣れ過ぎてると、時々古典作品を読んで、日本語と同じ様に外国文学にも方言や時代性があり、多様な表現方法があるのを認識するのに良いかもしれないですね。

それでも、「嵐が丘」に苦しんだら、読む前に映画「嵐が丘」(ジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ主演)を観てから読むと理解し易いかもしれません(少し脚色はあり)。いつもは逆がお薦めなのですが・・・。
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