マスメディアでは「日本はXXがダメで某国は素晴らしい、日本は某国から学べ」、「日本は外需依存だから円高でダメになる」といったことを伝えます。でも、そういう時、大抵は一つの指標で語ったり、ひどいのになるとそもそもデータに基づかず単なる思い込みで言っていたりしています。そしてそれが流布しています。そういったものに流されず、自分で考えるためにこの本はとても有効です。
この本では経済についてのデータを多角的に扱い、為替レートと外貨準備の関係、経済指標関連による国家モデル(特にその図がわかりやすい)、各国の国家モデル分析、日本の国家モデル再構築の提言、等々をわかりやすく描いています。論旨は明快で裏付けがあり、読み手を惹きつける文の巧さもあり、価値のある本です!