「島津の退き口」を知る機会があって、その軍を率いた島津義弘そして島津軍に興味を持ち読んでみた。
読んでみて、いまの日本人にはたぶん一人もいないタイプの、そして日本の政治家に必要な精神を持った人物だと思った。
関ヶ原の合戦時、うまく立ち回った武将のいた大名は、ことごとく取りつぶし、減俸、もしくは死後そのような目にあっている。
これは、そのような人物はいざという時に頼りにならないばかりか、逆に簡単に歯向ってくるという家康の心情によるものだろう。
家康らしいといえばそうなのだけど、一面人間の本質でもある。
しかし、島津軍は最後の最後に家康に死の恐怖を与えたほどなのに、領地は安堵されている。
これにも事情が複雑に絡み合っているのだろうが、島津軍は「本当の」恐怖を与えたからというのがその一つにあると思う。
日本の最近の政治、例えば外交などをとってみるとどうもアメリカの顔色ばかりうかがっているように思える。
いまこそ島津義弘及び島津軍団の精神が必要な時ではないだろうか。
最近の日本外交に疑問を持つ人はぜひ読んでみてほしい。
きっと何が必要なのかを感じることができるだろう。