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島津奔る〈上巻〉
 
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島津奔る〈上巻〉 [単行本]

池宮 彰一郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

日経ビジネス

強いリーダー不在の現代人へ
薩摩島津を率いた戦国末期の猛将、島津義弘を通じて、混迷の時代におけるリーダーシップ像を描く著者4年ぶりの新作小説。

関ケ原の戦いで西軍についた諸家のうち、戦後、領地を安堵あんどされたのは島津家のみである。西軍大崩れのなか、義弘はわずかな手勢を率いて東軍包囲網を突破して、領国への総退却を演じる。敵本陣の目前に迫り、家康の心胆を寒からしめた退却戦は、天下人をして「島津触れるべからず」という強烈な印象を植えつけた。

その猛将ぶりにも増して際立つのが義弘の知謀だ。太閤秀吉の死から関ケ原の戦いまでの目まぐるしい時勢変化を、独自の情報網を駆使して正確に読み、手を打っていく。意に反して西軍に組み込まれ、負け戦を覚悟した後も、最後まで生き残りを模索し続ける。

「悪は為なしてこそ悪、為さざるは罪なしというのは常人のことだ。かりそめにも人の上に立つ者は、誤りを見過ごせば、それのみで悪である」。義弘が国元にあって無為無策の兄・義久を冷たく突き放すセリフである。行間には、この国難にあってなすすべのない現代日本のリーダーたちへの著者の強い憤りがにじみ出ている。


(日経ビジネス1999/3/8号 Copyright日経BP社.All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

慶長五年、関ヶ原合戦。敗色濃厚な西軍に与しながら薩摩島津だけがなぜ領国を守り抜けたのか。薩摩の太守・島津義弘、ときに六十六歳。九州制覇、七年に及ぶ文禄・慶長ノ役、戦さの一字に刻まれた彼の後半生に寧日はなかった。百二十年余もつづいた戦時景気はしぼみ、未曾有の戦後不況が猛威をふるう前夜。日本が東と西にわかれ、戦国期最後にして最大の、生き残りをかけた大戦がいままさに火蓋を切らんとしていた―。著者畢生の大作と呼ぶにふさわしい歴史巨編。

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 新潮社 (1998/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4103872055
  • ISBN-13: 978-4103872054
  • 発売日: 1998/12
  • 商品の寸法: 21.8 x 14.9 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 チェスト!, 2009/9/16
レビュー対象商品: 島津奔る〈上巻〉 (単行本)
 エピローグの中馬大蔵の記述が印象深い。

このエピソードは司馬遼太郎や他の作家でも見た覚えがあるが

何故泣く?と、しか感じえず、まったく理解し切れなかった。

池宮氏の描写により「さては、関っが原と申すは・・・」から

滂沱の涙に至り、若い衆が感激したと解散するまでの表現の

リズムとタイミングが秀逸であり、何度読み返しても涙を禁じえない。

 おそらくは読むスピードと理解のタイミングが私には

ぴったりはまったことゆえと思われるが、天才を描く池宮氏の

筆の作品の中でも、私の中のベストとしてお勧めしたいです。
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5つ星のうち 4.0 腹を決めた生き方, 2007/8/7
レビュー対象商品: 島津奔る〈上巻〉 (単行本)
島津側から関ヶ原を描写し、しかもダイナミックな描写に思わず引き込まれました。

島津(薩摩)武士の腹の決まった生き方に共感を覚えました。その生き方=ありようが、倒幕(明治維新)にまで受け継がれていたのだと思います。

ただ、他の作家との類似点が指摘され絶版になっているのは本当に残念ですが。
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